北条早雲、漫画「新九郎奔る」の主人公はどんな武将だったの?

2018年11月24日


 

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ゆうきまさみの漫画「新九郎奔る」の主人公、伊勢新九郎(いせしんくろう)は、現在では北条早雲(ほうじょうそううん)として知られています。

北条早雲は戦国大名となった後北条氏の祖であり伊勢宗瑞(いせそうずい)という名前でも呼ばれました。

従来は何の権力も持っていなかった無名の武士が、戦国大名まで成り上がったとされていましたが、最新の研究では、

北条早雲は元々は室町幕府の名門官僚の出である、という説が有力です。

父は伊勢盛定(いせもりさだ)、母は京都伊勢氏当主であり政所執事(まんどころしつじ)も務めていた伊勢貞国(いせさだくに)の娘であるとされています。

伊勢盛定は、室町幕府8代将軍足利義政(あしかがよしまさ)のもとで申次衆(もうしつぎしゅう)(現在でいう官僚のような役職)に就いていました。

北条早雲は、生まれながらにしてエリート武将だったのです。

 

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「北条」も「早雲」も死後につけられた名前だった

 

一度耳にしたら記憶に残るような特徴的な名前である北条早雲ですが、生前は一度も北条早雲という名前で呼ばれたことはなかったそうです。

「北条」という名字は、鎌倉時代の執権であった北条氏の権威を受け継ごうと、2代目の氏綱(うじつな)から使われるようになりました。

北条早雲自身は、自らのルーツである伊勢氏を名乗っていたそうです。

「早雲」という名前は、「早雲庵宗瑞(そううんあんたんずい)」という法名があることから、後になってつけられたと考えられています。

北条早雲自身は、伊勢盛時と名乗っていたそうで、通称は新九郎だったそうです。

この新九郎が、ゆうきまさみの漫画のタイトルにもなっているのです。

それにしても、「北条早雲」と「新九郎」では、ずいぶんとイメージが変わりますね。

 

 

 

北条早雲は、どんなことをした人?

北条早雲

北条早雲

 

北条早雲が戦国時代の幕開けに活躍した武将であることを知っている人は多いですが、早雲がどのような功績を残したのかは、

意外と知られていません。

早雲は、備中(びっちゅう)の生まれでした。現在の岡山県です。

若い頃は、幕府に仕えながら建仁寺と大徳寺で禅を学んでいたそうです。

そして、今川家の家督争いを丸く収め、現在の沼津市あたりにあった興国寺城(こうこくじじょう)を手に入れました。

その後は伊豆で悪政をしていた茶々丸(ちゃちゃまる)という武将を倒し、伊豆を手中に収めるようになるのです。

早雲は略奪を禁じたり、農民の重税を廃止するなど、良い政治を行ったため、伊豆の人々から大変慕われました。

 

また、伊豆の平定をする一方で、今川氏の武将としての活動もしていました。

そして、早雲は今川氏と連携しながら着々と領土を拡大していくのです。

奇策によって小田原城を奪った早雲は、相模一帯を平定しようとします。

そして、自らの領土が徐々に広がっていくと、今川氏の武将としての活動はしなくなっていったのです。

そして、相模を平定した早雲は、家督を長男に譲り、当時としては長寿であった63歳で亡くなりました。

一説には、87歳まで生きたとも言われています。

 

俺達尊攘派

 

 

北条早雲はデキる男だった

 

数十年前までは、北条早雲は無名の武士であったが晩年になって活躍した、大器晩成型の戦国武将であるという説が主流でした。

しかし、最近になって研究が進むと、無名の武士ではなく、室町幕府と深い関わりを持つエリートであったことが分かってきました。

北条早雲は合理的であり、農民の支持を得つつ、着々と領土を広げていくという生き方をした戦国武将でした。

また、早雲は日常生活や礼儀、文武両道の心得を分かりやすく示した分国法(ぶんこくほう)を制定しています。

 

戦国時代ライター星野まなかの独り言

戦国時代ライター星野まなかの独り言

   

 

分国法の中には、「朝は早く起き、夜は早く寝る」「常に書物を携え、空いた時間に読むべきである」など、当たり前に思えるけれど、

いざ実行するのが難しいことが記されています。

デキる男、北条早雲の生き様から私たちが学べることはたくさんあるのかもしれません。

 

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