広告募集
HMR

はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

孫権と同じ三代目で地味な北条氏康

この記事の所要時間: 247




孫権と三国アヒル

 

魏、呉、蜀の三国時代で、勢力は2番目だけど、一番地味な国が呉です。

その煽りで孫権も君主にまで昇りつめながら地味な存在です。

 

 

さて、この孫権ですが、日本史では誰に相当するでしょうか?

従来の説では、安定型の徳川家康というのがありますが、

人質時代を経験し、武田信玄にもう一歩で打ち取られるような危ない橋
(三方ヶ原の合戦)渡った家康と、ボンボンの孫権とは違う点も多いです。

 

そこで、調べてみると共通点がある戦国武将がいました。




孫権と共通点のある戦国武将とは?

北条さん

 

それが、小田原北条氏の3代目である北条氏康です。

 

北条氏康は、西暦1515年に、戦国武将北条氏の当主、

北条氏綱の嫡男として生まれました。

 

 

氏綱の父は、戦国時代の下剋上の典型と言われる北条早雲です。

何となく、低い身分から成り上がった孫堅を彷彿させます。

 

 

さて、孫権と同じく、ボンボンとして育った氏康ですが、

そこには、三国志の群雄そこのけのライバルが立ちふさがります。

 

 

それが、扇谷上杉朝定や山内上杉憲政という室町時代からの守護大名です。

早雲の時代に関東に地盤を築いた新参者の小田原北条氏は、

彼等から目の敵にされていたのです。

 

 

1545年両上杉氏は、東駿河を北条氏に奪われた今川氏を

抱きこんで北条氏に侵攻します。

これを河東一乱といい、氏康は、一万の手勢で

八万人の上杉・今川連合軍と戦う事になります。

 

 

まるで、三国志の赤壁の戦いですが、氏康は、圧倒的に不利な状況下で

まずは、今川氏と和睦して奪った東駿河を返還して虎口を逃れます。

 

 

しかし、これでも山内・扇谷の上杉勢は収まらず、

再び、今川氏と結んで、さらにこれまでは氏康の味方だった、

古河公方の足利晴氏も味方に引き入れて再び、八万人という

大軍を率いて北条領に侵攻します。

 

 

激戦となった川越城は、氏康の義弟の北条綱成が巧みに守り、

上杉・足利・今川連合軍を防ぎます。

 

 

氏康は計略を駆使、上杉、足利軍に向けて、

「これまで奪った領地は全てお返しします」と書状を送ります。

 

 

それ以前に、今川氏に東駿河を返した氏康を「腰抜け」と侮っていた

両上杉と足利氏は、これで警戒を解き油断しました。

 

 

氏康は、これを機に、城内の綱成と内応して夜襲をかけます。

この川越夜襲は大成功し、扇谷上杉朝定は戦死!!

 

山内上杉憲政や古河公方、足利晴氏はそれぞれ領地に向かって

敗走してしまいました。

 

 

この戦いで、小田原北条氏は、関東における覇権を確立します。

さらに、氏康は敵対関係だった今川氏と武田氏と外交交渉を重ね

相甲駿三国同盟を締結して勢力を安定させるのです。

 

 

これも孫権が、赤壁の難しいかじ取りを切りぬけて、

蜀と結んだり、魏と結んだりしながら、

呉の繁栄を築いたのによく似ています。

 

 

戦争ばかりでなく、北条氏康は内政の名人で、信長の野望では

政治力が非常に高く設定されています。

 

 

戦乱に明け暮れた時代でも、徴税を請け負った管理職が、

中抜きをして農民を搾取しないように、裁判の制度を拡充したり、

戦争が続いた時には減税や借金帳消しなどの善政を敷きます。

 

 

 

この辺りも孫権が勢力を広げた、江東、江南の土地の経営に力を入れ

民心の安定を図ったのと似ています。

 

 

 

そして一番似ているのが、これだけ華々しい活躍をしていても

関東のド田舎の事(当時の日本の政治経済の中心は近畿)として

北条氏康の事績は知られていないという事でしょう。

 

関連記事:不老不死の妙薬を求めて? 孫権の倭国(日本)遠征計画

関連記事:終わりが悪かった呉の孫権の惜しさ

関連記事:沢山の人材を発掘した呉の孫権




この記事を書いた人:kawauso

kawauso

HN:

kawauso

自己紹介:

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。




関連記事

  1. 井の頭自然文化園の象「はな子」にまつわる光と影&三国志時代の英雄…
  2. 【これだけ読めば大体わかる】山崎賢人主演!キングダム実写化の内容…
  3. 理不尽すぎてもはや笑える、デマのせいで殺された孫奉(そんほう)
  4. 現代医学からみた劉備玄徳の死因…驚愕の真実が発覚!!
  5. キングダム強さランキング、誰が強いか議論で決めようぜ!
  6. 曹操の詩の世界を体験してみよう
  7. 曹彰(そうしょう)とはどんな人?勉強嫌いだが、武を磨いて将来を期…
  8. うち結婚しないから!自ら両耳と鼻を切り落とした夏侯令女が烈女すぎ…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 6/14 はじめての三国志 Ustream番組「はじさんチャンネル」生配信決定
  2. 【二人の歴史家】姜維の評価をした孫盛と裴松之が下した剣閣戦の評価
  3. 【皇帝から手紙を受け取る呂布】呂布は朝廷に従順な姿勢を見せていた!?
  4. 117話:司馬懿仲達、三国志の表舞台に出現!劉禅は劉備の後継者に。
  5. これぞゲスの極み!ぶっちゃけ王騎(おうき)将軍の年収はいくら?
  6. 王烈(おうれつ)を知っていたら三国志マニア?名声をもっていながら民衆として生きた名士

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

沮授(そじゅ)とはどんな人?袁紹に献策するも採用されなかった悲運のアドバイザー ひとりしかいない筈なのにたくさんいた? 『皇帝』のお話 劉備の観察眼をもってしても見破ることのできなかった人物Xとは? 【五胡十六国】ねぇ?三国志の後ってどうなるの?アフター三国志を紹介 賈逵(かき)ってどんな人?地味で目立たないが、居ないと困る魏の将軍 こんなに豪華!三国志演義の銅雀台の宴を再現してみるよ【前半】 毌丘倹(かんきゅうけん)とはどんな人?朝鮮半島に進出し倭も吸収合併を目論んでいた? 秦の昭襄王(しょうじょうおう)って戦神と言われるほど本当に強かったの?

おすすめ記事

  1. ところで水滸伝って何?美味いの?中国の明の時代に完成した四大奇書
  2. 知らないと損をする!孔子に学ぶ健康法が参考になりすぎる!
  3. 46話:袁紹軍の審配、石弓隊で曹操軍を撃破
  4. 鮑勛(ほうくん)とはどんな人?自分の意見をまっすぐに答え曹丕に恨まれてしまった政治家
  5. 孟嘗君(もうしょうくん)とはどんな人?戦国七雄に絶大な影響力を及ぼした戦国四君【成人編】
  6. 1185(いいはこ)になった?三国時代の幕府って何?
  7. 【第10回 幻想少女】天敵・趙雲攻略が見えた。エース貂蝉の活躍(ネタばれ注意!)
  8. 【三国志作家】伴野朗のとんだ災難、事実は小説より奇なり?

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP