三国志平話
潼関の戦い特集




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

三国志演義の曹丕様の初登場シーンが怖すぎる

曹丕




曹丕

 

魏の文帝(ぶんてい)曹丕(そうひ)

弟の曹植(そうしょく)をいじめたエピソードが残っているためか、

なんとなく陰惨なイメージがつきまとう曹丕様ですが、

三国志演義の曹丕様の初登場シーンがこれまたおっかないです。

陰惨イメージの元凶は三国志演義かもしれませんね……。

ということで、さっそく初登場シーンを見てみましょう。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【第三次濡須口の戦い】曹丕の火事場泥棒から起きた最期の激戦

関連記事:曹丕のグルメエピソードがまたひとつ鍾繇が送った五熟鍋とは?

 

 

曹操の鄴攻略戦に従軍

撃剣を使う曹丕

 

建安9年(西暦204)、曹操(そうそう)袁尚(えんしょう)の根拠地である鄴を攻めました。

このとき、十八歳だった曹丕は曹操に従軍していました。

鄴が陥落し、最後まで頑強に抵抗していた袁氏側の人物たちが捕らえられ

処断されるという厳粛なシーンの後に、おもむろに曹丕の人物紹介が始まります。

 

曹操の長男・曹丕は、あざなを子桓といい、このとき十八歳であった。

生れた時に青紫色の雲気がただよい、

馬車の車蓋のような円い形になって建物にかぶさり、終日散らなかった。

吉凶占いの者がひそかに曹操にこう告げた。

「これは天子の気です。ご令息はこのうえもなく貴いお方となられましょう」

 

どんな占い師なんですかね。へつらい者ですか。さて人物紹介の続き↓

 

 

曹丕は八歳で上手に文章を書くことができ、

才気すぐれ、ひろく古今に通じ、馬術と弓が上手で剣術を好んだ。

 

ゆくゆくは帝王になるという貴いきざしがあり、天才児だったんですね。あっそ。はいはい。

 

 

なぜだか屋敷を襲撃

残忍な曹丕

 

上に書いた人物紹介はべつにおっかなくありません。怖くなるのはここからです。

鄴が陥落した時、曹丕はおともの兵をひきつれて城内に入り、

袁紹(えんしょう)の屋敷の前で馬を下りて剣を抜き、屋敷に入ろうとします。一人の将校がそれを遮りました。

袁紹の屋敷に入ってはならぬという丞相(曹操)のご命令です」

曹丕はこれを叱りつけて下がらせ、剣をひっさげて後堂に入って行きました。

 

法治主義者・曹操の息子としてこの行動は大丈夫なのか心配です。

それと、後堂といえば家主のプライベートな空間で、奥さんとかが住む場所じゃないですか?

なぜそんなところをまっしぐらに目指して行くんだか。

さて、このあとの描写

 

剣をひっさげて後堂に入ると、二人の婦人が抱き合って声をあげて泣いている。

曹丕は進み出てこれを殺そうとした。

 

こっ、怖い!

 

【魏のマイナー武将列伝】
魏のマイナー武将列伝

 

俺様がいただいてやる、ありがたく思え

魏の皇帝になった曹丕

 

ズカズカとプライベート空間に踏み込んで、

泣いている女性をいきなり殺そうとするなんて、怖いですねぇ……。さて、続き↓

 

 

剣を抜いてこれを斬ろうとすると、とつぜん赤い光が目の前に広がった。

 

 

わぉ、スピリチュアル!

 

 

そこで剣をひかえて尋ねた。

「お前は何者だ」

一人の婦人が答えた。

「私は袁将軍(袁紹)の妻の(りゅう)氏です」

曹丕は言う。

「この女は誰だ」

 

 

あんたのことを聞いたんじゃないよ、ばあさん。って感じですね。

 

 

劉氏はこう答えた。

「この人は次男・袁熙(えんき)の妻の甄氏です。袁熙は幽州におもむいていますが、

(しん)氏は遠くへ行きたがらずここにとどまっているのです」

曹丕がこの女を近くに引きずり寄せて見ると、髪は乱れて顔は垢まみれである。

 

 

引きずり寄せたんですって。乱暴者。

 

 

曹丕がその顔を袖でぬぐってみると、甄氏は玉の肌に花のかんばせ、

国を傾けるほどの色香である。そこで劉氏に言った。

「私は曹丞相の息子である。お前の家を保ってやろう。心配はいらぬ」

そうして剣をたずさえ堂上にどっかりと座りこんだ。

 

 

この女は俺のものだ、って上座にどっかりと座ったのでしょう。

保護するだけなら室外で見張っていればいいんです。

バッチイ女だなと思って顔をゴシゴシやってみたら美人だったから、

俺様がいただいてやる、ありがたく思え、っていう態度をとったんですね。

どんだけ横暴なんですか曹丕様。

 

三国志ライター よかミカンの独り言

三国志ライター よかミカンさん

 

この初登場シーンは、あまりにも荒々しくて横暴です。

おっかないばっかの人ですね。

ずっと剣を手放しませんし、「引きずり寄せて」なんていう動作もひどいです。

こんな書かれ方では曹丕様のイメージが悪くなるのももっともですね。トホホ……。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:曹丕はけっこうグルメだった!?蜀の食文化にも食いつく!

関連記事:【どっちの皇帝show】曹丕と曹叡はどっちが名君?

 

【昔の人の二次創作 民話の中の三国志】
民間伝承の三国志

 




よかミカン

よかミカン

投稿者の記事一覧

三国志好きが高じて会社を辞めて中国に留学したことのある夢見がちな成人です。

個人のサイトで三国志のおバカ小説を書いております。

三国志小説『ショッケンひにほゆ』

【劉備も関羽も張飛も出てこない! 三国志 蜀の北伐最前線おバカ日記】

何か一言:
皆様にたくさん三国志を読んで頂きたいという思いから わざとうさんくさい記事ばかりを書いています。

妄想は妄想、偏見は偏見、とはっきり分かるように書くことが私の良心です。

読んで下さった方が こんなわけないだろうと思ってつい三国志を読み返してしまうような記事を書きたいです!

関連記事

  1. 陸遜の生い立ちはどんな感じ?知られざる陸遜の前半生に迫る
  2. 荀彧がもらった空箱には一体どんな意味があったのか!?
  3. 董卓は火葬で放置プレイされてチョー惨めだったってほんと!?
  4. 曹操も劉備もこれで学んだ?漢の時代の教科書と学校
  5. 劉備が乗っていた的廬がありえないぐらいスゴイ馬だった!?
  6. 中国雑技団の前身!?三国時代の大道芸
  7. 三国志の二次小説が江戸時代に書かれていた
  8. 権力に執着した曹操が魏王になるまでに荀彧と荀攸との間に亀裂が生じ…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 孫策と周瑜ってそういう関係だったの!?清代に囁かれた禁断のBL説
  2. 【衝撃の事実】国士無双と言われた韓信に子孫がいた?
  3. 井伊直弼は井伊直虎の子孫なのか?大河をまたいで続く井伊家
  4. 三国志の著者・陳寿のミステリー 前編:蜀滅亡
  5. 話題の水素水問題は三国志時代にもあった?健康になる水信仰
  6. 【お知らせ】はじめての三国志メモリーズに3名の猛将を追加しました

三國志雑学

  1. 五虎大将軍の馬超
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 解煩督 呉
  2. 司馬師と司馬懿は晋建国の功労者

おすすめ記事

三国志ライター よかミカンさん 【東周英雄伝】古代中国好きの方にオススメのど迫力漫画 陳寿が語る孫権像 【日本神話の逆襲】卑弥呼に国を奪われた大国主とニギハヤヒの復讐 【冷気骨に徹る】秋風五丈原、そんなに寒かったの? 孔子と儒教 経営者こそ『論語』を学ぶべき!その理由とは…? 季布(きふ)とはどんな人?一度承諾した約束は絶対に破らない事で天下に名を轟かせた名将【後半】 王騎将軍は二人いた!キングダムのカリスマの真実 諸葛靚(しょかつせい)とはどんな人?父(諸葛誕)の敵である司馬家を恨み、晋に仕えなかった硬骨漢

おすすめ記事

  1. 【特別企画】関羽の最強の噛ませ犬は誰か?最強決定戦!!
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【8/15〜8/21】
  3. 【有料記事】董卓が洛陽の人々から強奪した金額は何と○○円!
  4. 【キングダムに描かれない】秦の時代の貧困のリアルを追ってみる
  5. 曹操も思わずツイート!三国志の時代に造られた精巧な地図
  6. 朝まで三国志2017 三国志の最強軍師は誰だ! 第8部
  7. あの張飛がデレデレ?張飛が愛した愛馬
  8. 【キングダム562話】壁ブネンと激突!「恐将」ネタバレ&レビュー

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP