呂布特集
姜維特集




はじめての三国志

menu

戦国時代 (日本)

武田信玄は城を持たなかった、その理由は?




江戸城

 

武田信玄(たけだしんげん)の父、武田信虎(たけだのぶとら)も優れた戦国武将として知られています。

そんな信虎が甲斐に築き上げだのが躑躅(つつじ)ヶ崎館だったのです。

躑躅ヶ崎…という漢字は一目でなんと読むのかが分かりづらいですが、「つつじがさき」と読みます。

この躑躅ヶ崎館があった場所は、南に面したなだらかな扇状地の上部に位置しているので、甲府盆地の方面の見晴らしも良かったのでしょう。

さらに、躑躅ヶ崎館の北側はの山々がそびえ立ち、西と東にも峰があるため、敵が攻めてくるのは南側からのみとなり、

天然の要塞となっていたのです。

 

三方を自然に覆われて、敵の侵略を防いでいたものといえば、鎌倉幕府を思い起こさせます。

躑躅ヶ崎館の場合は、南側も少しではありますが高台となっていたため、ますます防御に適していたのです。

それに加えて、山からの湧水もあり、少し井戸を掘れば水の確保もできたため、まさに自然に恵まれた城塞であったといえるでしょう。

また、躑躅ヶ崎館の敷地面積はけっこう広かったようです。

 

関連記事:村上義清(むらかみよしきよ)とはどんな人?武田家キラーとしてその名を馳せた戦国武将

関連記事:武田勝頼の自信を信長・家康連合軍に打ち砕かれた長篠の戦い

 

 

信玄の「人は城」エピソードはじつは江戸時代に作られたものだった?

武田信玄

 

信玄は、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」といい、甲斐に城は必要ないと考えていたとされていますが、

これは江戸時代に作られたエピソードであるようです。

信玄は父である信虎が築き上げた躑躅ヶ崎館を追加で造営したり、背後に要害山城を築いたりしましたが、権力を持っていたにもかかわらず、

他の戦国武将のように、これといった名城は築きませんでした。

その理由には、信玄の拠点であった甲斐は自然の要塞に恵まれており、防御に特化した城を築く必要がなかったということが挙げられます。

 

 

信玄にまつわる城

武田信玄

 

信玄にまつわる城で、要害山城という城があります。

「ようがいさん」という読み方のこの城は、甲斐の躑躅ヶ崎館とはほど近く、信玄が生まれた城です。

武田家の居城は躑躅ヶ崎館ですが、信玄が生まれたときは父の信虎は戦の最中であったため、信玄の母親は要害山城に避難していたのです。

そして、そこで生まれたのが後の「甲斐の虎」と称される信玄だったのです。

ちなみに、信玄の幼名は太郎でした。

戦国時代を代表する武将のひとりであり、雄々しいイメージを持つ信玄にしては、意外と普通な名前だと思いませんか?

 

はじ三ユーチューバー目指すってよ
袁術祭り

 

城そのものよりも城下町の形成に力を注いだ信玄

 

信玄はいくつもの優れた城を築き上げるということはしませんでしたが、城下町の形成に力を注ぎました。

甲斐国の躑躅ヶ崎館周辺は立派な城下町となっていたのです。

居館と家臣団屋敷地や城下町が一体となっており、信虎、信玄、そして信玄の息子の勝頼(かつより)と3代にわたって発展していき、

後に広域城下町としての甲府や、近代以降の甲府市の原型となりました。

ちなみに、この城下町は武田城下町と呼ばれ、どことなく京風の街並みを意識して作られていたそうです。

当時は京風の街並みが優れているとされたのでしょうか?ちなみに、躑躅ヶ崎館の跡地は現在では武田神社となっています。

日本史が好きな人、あるいは武田信玄という武将が好きだという人は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

信玄が居住し、家臣たちも住んでいた場所であるので、何かしらを感じることができるかもしれません。

 

戦国時代ライター星野まなかの独り言

戦国時代ライター星野まなかの独り言

 

権威の象徴といえる立派な城は築き上げませんでしたが、信玄は家臣や民衆が住みやすい城下町の形成に力を注ぎました。

このことから、江戸時代に「人は城」という、信玄が人材を何より大切にしているというエピソードが登場したのではないでしょうか?

 

関連記事:山県昌景(やまがたまさかげ)とはどんな人?武田家四名臣の一人・赤備えを率いた戦国武将

関連記事:武田軍の西上作戦はなぜ失敗してしまったのか?武田信玄の病が関係していた?

 

【古代日本の誕生秘話】
大和朝廷

 




関連記事

  1. 豊臣秀吉 戦国時代 「刀狩り」とは何?豊臣秀吉が行った有名な政策とその目的とは?
  2. 南蛮胴を身に着けた織田信長 織田信長は天下統一までに何をしてきた?
  3. 日本戦国時代の鎧 戦国時代の武士にも出席簿があった!軍忠状
  4. 【はじめてのセンゴク】毛利家の暗躍と荒木村重の反乱
  5. 武田信玄の死と勝頼の武田家継承の謎
  6. 餓えた農民(水滸伝) 戦国時代の農民の暮らしは超スパルタで戦闘的だった?
  7. 上杉謙信 軍神上杉謙信をコテンパン!謎の軍師白井入道
  8. 真田丸 武田信玄 【武田信勝の苦悩】偉大なる父の跡を継いだ若き当主に問題発生

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 抜き出た曹操
  2. 呂布、黒山賊
  3. 関帝廟 関羽
  4. 魏の旗をバックに戦争をする郭淮は魏の将軍
  5. 狗奴国の王・卑弥弓呼
  6. 法正と劉備

おすすめ記事

  1. 【総集編】2016年一番可愛そうな武将まとめ20選
  2. 【有料記事】三国志の時代の墨は○○で出来ていた
  3. 「真田丸」の明智光秀と「麒麟がくる」の明智光秀の違いとは? 真田丸
  4. 【キングダム好きにもオススメ】歴史大河・マンガ「ビン~孫子異伝~」が面白すぎる!
  5. 【センゴク】三方ヶ原の戦いがきっかけで将軍義昭が挙兵した? 徳川家康をボコボコにする武田信玄
  6. 馬超や曹操と因縁が深い氐族(ていぞく)

三國志雑学

  1. 孔明もコペルニクスに似ていた
  2. 酔っ払う関羽
  3. 袁術と董卓
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 南蛮
  2. 曹操を逃す関羽
  3. 三国志ライター黒田レン
  4. 幕末 帝国議会

おすすめ記事

愛加那(あいかな)とはどんな人?西郷どんの島妻と西郷隆盛の人生を変えた女房 楽進と李典はどっちがスゴイ?kawausoと黒田レンが熱い思いを語る Vol.1 曹操軍の輸送車を襲う趙雲 趙雲は五丈原ではどんな役割だった?趙雲の北伐と最期 三国志とキングダムのそっくり武将は誰?|信と呂蒙 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第12部 高順が呂布に疎んじられた理由 呂布はロシア系だったの?呂布のイケメン説と生涯をわかりやすく解説 ロバ顔の諸葛瑾 三国志好きならニヤリとできる!諱、字、一番多い姓、珍しい姓を紹介しちゃいます♪ 劉璋にアドバイスをする張松 孔明と一緒に蜀の政権を支えた熟考型の人材ってどんな人?

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP