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【衝撃】武霊王がいなければ関羽は赤兎馬に乗っていなかった!

騎射の術に長けた騎馬兵士




 

華々しい活躍を遂げる『三国志』の武将たちの多くは馬にまたがっているイメージが強いですよね。

三国志』では関羽(かんう)が乗り回したという赤兎馬(せきとば)劉備(りゅうび)が気に入って乗っていたという凶馬・的盧(てきろ)といった馬が注目されていますし、

『史記』でも垓下(がいか)の戦いで劉邦(りゅうほう)に追い詰められた項羽(こうう)が愛馬・(すい)のことを詠っていることは有名です。

そのため、戦は馬無しにはできないし語れないというイメージがありますが、ある人の存在が無ければ戦で馬が注目されることは

無かったかもしれないのだとか…!

 

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関連記事:新制度導入はこんなに大変!胡服騎射を導入するために苦労を重ねた武霊王

関連記事:【春秋戦国時代の偉人】武霊王はなぜ胡服騎射を導入したの?

 

 

そもそも漢民族は馬に乗って戦っていなかった?

 

中国の歴史を描いている漫画のほとんどは馬にまたがっていない将軍を見つける方が難しいほど将軍であれば誰も彼もが馬にまたがっていますよね。

しかし、漢民族が馬にまたがって野を駆け山を駆けはじめたのは春秋時代になってからなのだそう。

それまでも一応馬はいましたが、その馬たちはあくまで戦車をけん引するためのもので、戦場で人が馬にまたがって戦うなんてことは

無かったようです。

 

 

異民族の騎兵部隊スゲェ…!しかし

何進

 

有史以来、春秋時代に至るまで戦車を主力とした戦いが主流だったという漢民族ですが、彼らは馬に乗って戦うという方法を

全く知らなかったわけではありませんでした。

漢民族は北の草原に住まう異民族たちが騎馬部隊を駆使して戦っている様をよく見ていたのです。

戦車では実現できない騎馬部隊の機動力は漢民族にとって脅威でした。

 

逆に言えば、漢民族にとっても騎馬の機動力はとても魅力的なものだったはずです。

しかし、春秋時代まで頑なに騎馬で戦わなかったという漢民族…。

 

一体なぜ…?

それは、彼らのプライドが許さなかったからです。

 

既に中華思想を持っていた漢民族は野蛮な異民族のまねっこなんてしたくなかったのだそう。

一応他にも馬を養うための草原が少なかったという理由も挙げられていますが…。

 

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機動力?歩兵でカバーだ!

三国志時代の兵士

 

それでも、「機動力が欲しいな~」と思っていた漢民族。

戦国時代に差し掛かる頃には

「馬の機動力はたしかにすごいけど、歩兵だって機動力ありまくりじゃん!」

と誰かが気づいて(?)からは戦車ではなく歩兵での戦が主流になりました。

たしかに人間の方が馬より小回りがききますし、漢民族同士の歩兵戦であれば大きな問題ありませんでした。

 

しかし、やっぱり歩兵VS騎馬の戦となると全く歯が立ちません。

そんなことは戦う前からわかりそうなものですが、その当時はやっぱり漢民族のプライドの方が大切だと思われていたようです…。

 

趙の武霊王が戦に一石を投じた!

趙の武霊王が戦に一石を投じた

 

漢民族と異民族とのそんな戦いを見て

「やっぱり馬に乗った方がいいんじゃね?」と思った者がありました。

 

その人こそ、趙の武霊王(ぶれいおう)です。

 

臣下たちに騎馬で戦うことのメリットを解いた武霊王ですが、やはり猛反対に遭いました。

馬にまたがるには漢民族の装いである裳(スカート)ではなく異民族の装いであるズボンのような胡服を身につければならないのが

その反対の大きな理由でした。

 

このことを聞いた武霊王は

「かつて(しゅん)は有苗の習慣にのっとって踊り、()は裸国の習慣に合わせて衣を脱いだ」

と言って臣下たちを粘り強く説得。

ついに騎馬隊をつくり上げることに成功したのです。

その後武霊王の騎馬隊は瞬く間に漢民族の「騎馬は野蛮」という意識を覆し、中華に騎兵ブームを巻き起こしたのでした。

 

三国志ライターchopsticksの独り言

三国志ライターchopsticksの独り言

 

もしも武霊王が騎馬部隊をつくることを臣下たちに説得できなかったら漢民族はその後も長らく戦車や歩兵中心の戦を繰り広げていたかもしれません。

もしそうなっていたら騅や赤兎馬といった名馬も注目されることなく戦車を引く馬のうちの1匹として歴史の中に埋もれてしまっていたかも

しれませんね。

 

戦を彩る花形ともいえる存在である馬がいないというのは想像すればするほど味気なく、何だか寂しいです。

趙の武霊王の「名より実をとれ!」の精神に改めて拍手。

 

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関連記事:【衝撃】馬の乗り方を知らなかった三国志武将

関連記事:赤兎馬(せきとば)が活躍できたのは武霊王のおかげ

 

孔子の愉快な弟子たち『はじめての孔門十哲』
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