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周倉は赤兎馬並みにハイスペックだった!周倉の化け物伝説を紹介

赤兎馬に乗った関羽に出会う周倉




周倉

 

架空の人物でありながら高い人気を誇る周倉(しゅう そう)。その人気の秘密はむしろ架空の人物であることにあるのかもしれません。実在する人物については「史実と違う!」などと批判が殺到しやすいものですが、架空の人物にはそのような心配がありません。

 

あらゆる設定を押し付けるのに架空の人物ほど都合の良い存在があるでしょうか?というわけでなんともハイスペックな設定が盛り込まれているのが周倉なのです。なんとこの周倉関羽(かんう)の愛馬・赤兎馬(せきとば)に匹敵するスペックをお持ちなのだとか。

 

今回は、周倉の化け物伝説についてご紹介していきましょう。

 

自称・皇帝
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赤兎馬と同じ速度で走り続けた男

周倉と裴元紹

 

「いやいや、人と馬を比べてもしょうがないでしょう。」

 

そんな声が聞こえてくる気がしますが、周倉については別格なのです。

 

なぜなら彼は馬に乗らずに赤兎馬と同じスピードで走ることができたという伝説を持っていたのですから!馬といえば競馬のために品種改良されたサラブレッドで時速60kmほどの速さで走ることができます。

 

千里の馬と呼ばれた赤兎馬のことですから、ここまで速くはないにせよ、この速さに匹敵するスピードで千里を駆け抜けたことでしょう。一方、人間であれば一瞬だけ時速50kmを出すのが限界。

 

長距離ランナーであるマラソン選手は時速20kmほどの速さのようです。これらのことに鑑みれば、人間であるはずの周倉が赤兎馬と同じ速さで走っていたということがどれほど異常なことであるかお分かりいただけると思います。空想の世界とはいえ、超人すぎる周倉に驚かずにはいられませんね。

 

 

馬を担いで赤兎馬に乗った関羽を追いかけた!?

周倉

 

主人である関羽に常に付き従っていたいという思いの強さが周倉の超人的スペックを生み出した…。そう考えるとなんとも微笑ましいこの設定ですが、

明朝末期に馮夢竜(ふう むりゅう)という人物が編んだ『笑府(しょうふ)』という笑話集においてこの設定が更にパワーアップ。

 

 

ますますおかしなことになっています。周倉が馬にも乗らずに戦場を走り回る様子を憐れんだ関羽は赤兎馬並みに走ることができる馬を周倉にプレゼントしようと考えます。

 

しかし、当然ながら千里の馬を駆ける赤兎馬に匹敵する名馬など簡単には見つかりません。そこで関羽は仕方がなく九百里を駆ける馬を周倉にプレゼントすることにしました。周倉はこの九百里を駆ける名馬をありがたく受け取ったのですが、やはり九百里以上の道のりを進むことができません。

 

そのため、

一日走れば百里離され、

二日走れば二百里離され…。

 

とても関羽に追いつくことができないのです。

 

「関羽様に追いつきたい…!

でも、もらった馬も無下に扱えない…!」

 

悩みに悩んだ周倉、とんでもないことを思いつきます。九百里は馬に乗って駆け、残りの百里は馬を担いで自分の脚で駆けたのです。こうして周倉は関羽から片時も離れることなく、関羽からもらった馬も大切にすることができたのでした。

 

【蜀のマイナー武将列伝】
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足の裏の3本の毛に秘密が…!?

呂蒙

 

周倉の足の速さについてはこのようなエピソードも残されています。関羽から荊州(けいしゅう)を奪還しようと考えていた呂蒙(りょもう)

 

しかし、何度関羽に戦いを挑んでも、赤兎馬に乗る関羽に常に付き従い、タイミングよく青龍刀を渡す周倉が邪魔でうまく事が運びません。そんな呂蒙は夢で華雄から周倉の秘密を暴く方法を授けられます。

 

呂蒙はニヤリ。

 

早速その方法を試してみるべく、周倉と同郷の人物を買収して周倉の元を訪ねさせました。久しぶりの友との再会に心を弾ませる周倉。

 

お酒もいい具合に進んだ頃、同郷の人が次のように話を振りました。

 

「君の脚の裏には毛が生えていて、

その毛のおかげで赤兎馬並みに速く走れるんだって?」

 

この言葉を聞いた周倉は土踏まずに生えた三本の毛を得意げに見せ、その素晴らしさを語ります。

 

同郷の人は周倉を褒めそやし、更に酒をすすめて酔わせ、周倉が酔っぱらってひっくり返ったところで

…プチプチプチン!

 

3本の毛を全て抜いてしまったのです…!

 

毛を抜かれた周倉は速く走ることができなくなり、関羽は周倉からタイミングよく青龍刀を受け取ることができず呂蒙に捕まってしまったのでした。

 

三国志ライターchopsticksの独り言

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周倉の伝説は面白いものばかりですね。

 

これぞ、

架空の人物の醍醐味ともいえるでしょう。

 

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銭大昕の史学考証が専門。
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