ログイン | 無料ユーザー登録


キングダム
ながら三国志音声コンテンツ


はじめての三国志

menu

三国志の雑学

司徒とはどんな役割?具体的に何をする?チベットでは今も存在する司徒

しっかりと仕事をこなす華歆(華キン)


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

曹操丞相えらいねんで!

 

後漢(ごかん)や三国時代に呼び名や役目が変わった司徒(しと)。なじみのない言葉なので、人名なのか地位を表すものなのか分かりづらいのが本音。

ここでは中国の司徒の役目や歴史について紹介していきます。

 

自称・皇帝
当記事は、
司徒 役割」
「司徒 現在」
などのワードで検索する人にもオススメ♪

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:宦官とはどんな人たち?朝廷を牛耳った宦官の役割を紹介

関連記事:宰相とはどんな役職なの?古代中国から清の時代まで続いた役職・宰相

 


 

始まりは古代中国・舜の時代

孫権の遺言で丞相に就任する諸葛恪

 

当初、司徒は地方役人のトップを示す職位でした。前漢(ぜんかん)の時代になると名称が丞相(じょうしょう
)
に変更されます
。ところが前漢から後漢の時代になると三公と呼ばれる大臣のトップ3の役職名が「大司馬(だいしば)大司徒(だいしと)大司空(だいしくう)」となり、再び司徒の名称が復活するのです

 


 

三国時代の司徒

孫権に初代丞相として任命される孫卲(そんしょう)

 

三国時代には「太尉(たいい)司徒(しと)司空(しくう)」が大臣のトップ3となります。いずれも正一位というプレミアムな地位でしたから、皇帝以外は誰も逆らえませんでした。

やがて蜀漢(しょくかん)()()の三者鼎立となりましたが、それぞれの国に司徒が存在しました。

 

華歆(華キン)

 

最初に司徒を置いたのは魏で「華歆(かきん)」が西暦220年~226年の間、司徒の役目を果たしています。それまで相国(しょうこく
)
と呼ばれていた官位を曹丕(そうひ)が司徒に改め華歆を役職に。

 

しっかりと仕事をこなす華歆(華キン)

 

ところが軍事の会計担当は尚書(しょうしょ
)
という役職にまかされ、司徒の力が少し弱まります。何を隠そう司徒の役目は国の収入や支出を管理すること。乱世の時代の軍事費を操作できないとあっては、司徒の名折れです。

 

許靖

 

次に司徒を置いたのは蜀漢で西暦221年のことでした。わずか一年あまりですが、「許靖(きょせい
)
」という人物が就いています。

 

人事を担当する許靖

 

劉備(りゅうび)が皇帝の座に就いたときに司徒に任命され、三公に列せられました。

 

呉征伐で活躍し、魏の重臣になる王昶(おうちょう)

 

もっとも遅かったのは呉の国です。しかし、三国の中では一番長く国を運営。西暦268年の話で「丁密」が司徒として5年間、役目を果たしました。

 

斉王になる司馬攸

 

同じ時期に魏は晋にとってかわり、「司馬望(しばぼう
)
」が司徒に就いています。


 

晋は家族経営の国家

年を取った司馬懿

 

晋の礎を築いた司馬懿(しばい)。実は司徒となった司馬望のおじさんに当たります。国家の財布を甥が握り、トップに叔父が就くという家族経営的な晋という国家。

まさに司馬一族の独壇場だったのです。


  

 

 

具体的に司徒は何をしたの?

まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札

 

時代によって呼び名や役目が変化しますが、前漢時代の大司徒は国家の財政管理していました

現在の日本の財務省や日本銀行のように前漢時代にも似たような組織がありました。

 

部下の兵士に褒美(お金)を分け与える曹真

 

そのトップが大司徒だったのです。つまり、日銀総裁や財務大臣のような存在だった思えばいいでしょう。金や銀といった言葉が入っていないので、お金を管理していたとは想像しづらいですね。

 

作戦を提案する金禕(きんい)

 

しかし、貨幣として金や銀が出回ったのは後の話で、「司」という字に偉い人みたいな意味が込められています。

いつの時代も人を動かすにはお金が必要だったのです。

 

チベットの大司徒・仁波切

 

さて、三国時代の話をされてもピンとこない読者もいるでしょう。しかし、チベットには大司徒・仁波切と呼ばれる役職名が現在も残っています。

「大司徒」が役職名で、「仁波切」は個人名のようなイメージです。初代は(みん)の時代に任命された大司徒・却吉嘉辰に始まり、現在まで連綿(れんめん)と引き継がれています。

 

関羽 そろばん f

 

では、チベットでそろばんを弾いているのかと思いきや、そんなことはなく菩薩(ぼさつ
)
の化身というありがたい存在になっています。もはや人智を超えた存在です。まさか、相国から司徒にイメージアップを図った曹丕は、21世紀に司徒の役目が菩薩の化身にまでグレードアップしようとは思いもしなかったことでしょう。

 

三国志ライター上海くじらの独り言

三国志ライター 上海くじら

 

古代中国から続く司徒という役職。

三国志には軍師司馬懿も登場するため頭がフリーズしてしまう読者もいるはずです。

 

しかし、 太尉・司徒・司空という3つの役職があったことを理解できれば、自然と頭に入ってきます。名前からは想像しにくいですが、国の財政を担っていたと覚えておけばいいでしょう。

 

中国三大悪女03 皇帝

 

同時に皇帝と密接な関係にあった人物が司徒に就いていたのも事実。

武将ばかりでなく、こういった内政事情にも精通していると一目置かれますよ。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:孔明や荀彧が務めていた尚書(しょうしょ)ってどんな役職?女尚書も存在した?

関連記事:丞相、校尉、都督……? 三国時代の役職(官職)が分かりづらい!

 

【はじめての三国志平話】
三国志平話

 

【動画】曹丕が国号を「魏」にした理由

 

はじめての三国志はYoutubeでもわかり易さを重視した解説動画もやっています♪

解説動画が分かりやすかったらGoodボタンを!

気に入ったらチャンネル登録お願いします〜♪

 

はじ三ユーチューバー目指すってよ
はじめての三国志とYoutube

 

 

上海くじら

上海くじら

投稿者の記事一覧

三国志との出会いは高校生の頃に読んだマンガの三国志。
上海留学中に『三国志演義』の原文を読む。
また、偶然出会った中国人と曹操について語り合ったことも……。
もちろんゲームの三国無双も大好きです。

好きな歴史人物:
曹操、クリストファー・コロンブス

何か一言:
覇道を以って中原を制す

関連記事

  1. 魏延 魏延が街亭を守っていれば北伐戦は成功したかも!
  2. 荀攸と曹操 荀攸は魏王就任に賛成していた?荀攸の思惑と魏王就任賛成の理由
  3. 出世した韓遂 韓遂は腹の中で何を考えていたの?【潼関の戦い】
  4. 甘寧 裏切る ゆるキャラ 三国志の時代にもいた遊侠(ゆうきょう)とはどんな人達のこと?
  5. 陳登と劉備 劉備が徐州を譲り受けるきっかけとなったのは陳登と孔融のエピソード…
  6. 後漢末の貨幣経済を破綻させた、董卓の五銖銭(ごしゅせん)
  7. 蔣琬(しょうえん) 蒋琬(しょうえん)ってどんな人?孔明の後継者として蜀の安定を図っ…
  8. 裏切りは許さぬ 曹操 呂伯奢一家殺害事件 曹操:「俺を裏切ることは許さない!」

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 黒船(ミシシッピ号)
  2. キングダム55巻
  3. 劉備とイチャイチャする孫尚香
  4. 岳飛伝(一) amazon
  5. 楽毅
  6. 魏延からの提案を却下する孔明
  7. 作戦勝ちする陳登
  8. 劉備に褒められる趙雲

おすすめ記事

  1. 曹操が皇帝に即位していたら三国志はどうなったの? 曹洪と曹操
  2. 56話:水鏡先生との出会い。劉備に足りない人材って誰の事? 劉備に足りないもの 三国志
  3. 島津久光を好きになってはいけない6つの理由
  4. 糜芳(びほう)とはどんな人?古参の武将でありながら関羽を裏切り呉へ寝返った男 関羽の死
  5. 三国志怪奇談「曹丕、受禅台の怪」 曹丕
  6. 江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の身長は何センチあったの? 徳川慶喜(幕末)

三國志雑学

  1. 騎射の術に長けた騎馬兵士
  2. 竹林の七賢
  3. 甘寧と凌統と呂蒙
  4. 趙雲


“ながら三国志音声コンテンツ開始" “はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 竜を追っている石川氏
  2. 織田信長
  3. 黄月英
  4. 読者の声バナー(はじめての三国志)
  5. 親バカな諸葛孔明
  6. 鄧禹と兵士
  7. 曹操と夏侯惇

おすすめ記事

張飛にボコボコにされる魏続(ぎぞく)と宋憲(そうけん) 魏続(ぎぞく)と宋憲(そうけん)はどんな人?呂布を裏切った八健将 韓信 【告知】諸葛亮孔明 VS 韓信夢の対決実現!前夜祭の両者インタビュー 衝撃の新事実・・・諸葛孔明は実は二人いた!? 明智光秀 麒麟がくる 明智光秀の生い立ちを辿ってみよう Himalaya logo引用 耳のスキマ時間を豊かにするヒマラヤに「ながら三国志」開始 諸葛孔明 諸葛孔明の発明|伝説肉まんから紙芝居まで? オカルト小説を書いている曹丕 【列異伝】なんと!曹丕は中国初オカルト小説の作者だった? まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札 【三国志長者番付】知られざる大金持ちは誰?

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志

ながら三国志音声コンテンツ
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“ながら三国志音声コンテンツ"
PAGE TOP