上杉謙信の戦術・車懸りの陣とは?


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上杉謙信

 

今回は上杉謙信(うえすぎけんしん)の戦い方である車懸りの陣について取り上げます。上杉謙信は戦でほとんど負けなかったことで有名です。第四次川中島の戦いでは、車懸りの陣で武田信玄(たけだしんげん)の軍にかなりの損害を与えました。この記事の前半で車係りの陣の特徴について、後半で第四次川中島の戦いの経過について話を進めます。

 

自称・皇帝
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上杉謙信の「車係りの陣」とは?

上杉謙信

 

車係りの陣とは車の車輪が回転するように攻撃する陣形です。車輪が回転するように攻撃するため次から次へと新しい部隊が攻撃します。この記事の読者の中には2007年の大河ドラマ『風林火山(ふうりんかざん)』の川中島の戦いで、霧が晴れて上杉謙信の軍勢が見えたとき、車の車輪が回転するように部隊が動いているシーンを思い出す人がいるかもしれません。

 


 

第四次川中島の戦い―車懸りの陣vs鶴翼の陣―

武田信玄-vs-上杉謙信

 

川中島の戦いは第一次から第五次までありますが、この戦いの中でも第四次川中島の戦いは戦死者が最も多かったという点で激しい戦いだったといわれています。

 

真田丸 武田信玄

 

第四次川中島の戦いは武田信玄が海津城に籠城し、上杉謙信は妻女山に陣を構え、にらみ合う形で始まりました。武田信玄の軍は2万の兵で、上杉謙信の軍は1万3千の兵で、数の上では武田信玄の軍が優勢でした。先に、武田信玄が動きます。上杉謙信を奇襲するために2万のうち1万2千を妻女山に向かわせます。一方で、上杉謙信は海津城から煙が上がっているのを見て、妻女山を駆け下りました。

 

武田軍は鶴翼の陣で上杉軍の攻撃に備えていました。鶴翼の陣とは左右広くとってせり出した形の陣形で、鶴が羽を広げたように見えることから鶴翼の陣と呼ばれています。しかし、霧が晴れると上杉謙信が先に八幡原にいたことが分かり、本陣にいた武田軍は動揺しました。上杉謙信は動揺している武田軍の本陣に車懸りの陣で波状攻撃をしかけます。上杉謙信は武田信玄の弟の武田信繁(たけだのぶしげ
)
や家臣の両角虎定(もろずみとらみつ
)
・軍師の山本勘助(やまもとかんすけ
)
を討ち取るなど武田軍に大打撃を与え、武田信玄の本陣まであと一歩というところまで迫りました。

 

上杉謙信と武田信玄の一騎打ちが有名ですが、江戸時代に作られた創作であるという説が有力のようです。ただ、戦いの展開によっては一騎打ちに近い状況になっていた可能性があります。

 

妻女山に向かった武田軍の別動隊が八幡原に戻ると、上杉謙信の軍は武田軍の本陣と別動隊に包囲され、戦況が不利になったことから善光寺に向けて引き上げました。

 

第四次川中島の戦いでは、上杉軍の死者が3千、武田軍の死者が4千という大きな被害が出ましたが、どちらが勝者か敗者かという決着はつきませんでした。その後、第五次川中島の戦いもありましたが、膠着した状態が続いただけで終わりました。


 

戦国時代ライターオフィス樋口の独り言

三国志ライター オフィス樋口

 

今回は上杉謙信の戦術として有名な車懸りの陣について述べました。上杉謙信の数多くの戦いの中から第四次川中島の戦いに着目し、第四次川中島の戦いの経過を考察しました。

 

第四次川中島の戦いについては第一次から第五次まであった川中島の戦いの中で死者が最も多かったことで有名ですが、決着つきませんでした。この戦いにおいて、上杉謙信の車懸りの戦いの威力を発揮できたことや武田信玄の弟・武田信繁など家臣が戦死したという点で、前半は上杉謙信が優位に進めたといえるのかもしれません。

 

車懸りの陣に対して、武田信玄の戦術は鶴翼の陣でした。鶴翼の陣は武田信玄だけでなく様々な戦いでも見られる陣形です。代表的なものでは関ヶ原の戦いが挙げられます。西軍の石田三成が鶴翼の陣をとったことで有名です。

 

最後に、上杉謙信や武田信玄の戦術だけでなく、他の著名な戦国大名や戦いでの陣形にも注目したいと思います。

 

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【激動の時代を駆け抜けた上杉謙信の野望と夢】
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