2019年7月18日はキングダム608話の発売日になる筈でしたが今週は休載です。
ここの所は、頑張って連載していたので今週お休みは仕方ないですね。
そこで、今回は、もし李牧が王翦の仲間になれという提案を受け入れるとしたら一体、どんな条件をつけるかについて考えてみたいと思います。
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この記事の目次
キングダム608話ネタバレ予想vol3「李牧が軍門に降る条件をつけるなら」
王翦の一方的な仲間になれという提案に対して李牧は返答する事なく607話は終ってしまいました。
普通に考えれば、608話では「それは断る」の一言で終りそうではあります。
しかし、無下に断らせる為に、わざわざ総大将同士を合わせたとしたら、ただでさえ遅滞を来している漫画の展開をさらに遅らせる
悪趣味な対応でしょう。
つまり何が言いたいのかと言うと、608話では李牧は即座に断るのではなく何らかの回答と質問をするのではないかという事です。
そこでkawasuoは無い脳みそを絞って李牧が出しそうな仲間になる条件を考えてみました。
①鄴の包囲を解くなら軍門に降ると提案する
②鄴を与える代わりに秦の全軍撤退
③一騎打ちで俺に勝ったら
④秦軍撤退で閼与を王翦に与える
⑤秦王政を王翦が裏切るなら軍門に降る
キングダム608話ネタバレ予想vol3「鄴の包囲を解くなら軍門に降る」
王翦の本気度を見る方法として、李牧が考えるのは自分が配下になる代わりに桓騎が包囲している鄴を解放しろと提案するのは有り得そうです。
もし、王翦が鄴を落とす事を優先して拒否すれば李牧スカウトはブラフか大して本気ではない、いつもの癖であると判断できます。
逆に、王翦が承諾すれば、少なくとも王翦は本気である事が分かりますし同時に、王翦が秦を裏切る事にもなります。
その時、王翦本隊は別として飛信隊や玉鳳隊、亜光軍、蒙恬軍、楊端和軍がどうなるか不明ですが恐らく、
秦に帰還するものは帰還させ残る者は残らせるのでしょう。
李牧は王翦に拘束される事になりますが、王翦は秦の領内にある自国には帰れないのでそれほど大きなダメージにはならなそうです。
キングダム608話ネタバレ予想vol3「鄴を与える代わりに秦の全軍撤退」
すでに落ちかけている鄴を救援するのは物理的に無理と考えた李牧は、王翦に対して鄴を与える代わりに秦軍の全軍撤退を要求するのはどうでしょう?
これは、史記の始皇本紀にある
軍の斗食以下(一 日に一斗の秩を受ける下級の者)を帰し、什に二人を推して軍に従わしむ、
という一文に少し似ています。
つまり、鄴には王翦の本隊だけが入り、玉鳳隊や飛信隊、亜光軍、蒙恬軍はすべて秦の領地に帰還させてしまうわけです。
これにより李牧は王翦の軍門に下り、王翦は鄴を根拠地とします。
え?じゃあ、趙は領内に王翦を囲う事になるのかと疑問を持つ読者の方もいるでしょうが
要するに、犬戎族が趙の領内で大人しく暮らしていた感覚です。
鄴は、王翦を王に李牧が副将として統治する新しく強い国になるわけです。
悼襄王が納得しなさそうに見えますが、王翦と李牧が手を組めば、少なくとも秦が攻めてくるのは撃退できそうなので渋々でも受け入れそうです。
キングダム608話ネタバレ予想vol3「一騎打ちで俺に勝ったら」
これは一番シンプルな方法で一騎打ちで勝負して王翦が李牧に勝てばその軍門に降ろうというやり方です。
昔からのキングダムの読者はご承知の通り、李牧は決してひよわな文官ではなく細マッチョで武力も相当なものです。
一方で王翦も息子が槍の名手として中華の十本に入る王賁ですから、恐らく弱くはないでしょう。
ただ、これにも罠が隠れていて、王翦が李牧を配下にするには、これを殺さずに生け捕らないといけません。
逆に李牧は最初から王翦を殺すつもりで掛かるのでかなりハンデがあり有利です。
シンプルですが李牧に有利なので、もしかしてあり得るかも知れません。
キングダム608話ネタバレ予想vol3「秦軍撤退で閼与を王翦に与える」
鄴については趙にとっての生命線なので与えられませんが、閼与を無条件で与えるので秦軍を撤退させるという条件です。
李牧が軍門に降るかわりに秦軍が趙の領地から撤退するわけですから趙にとっては、不利な条件ではありません。
李牧にしても単独で王翦に降れば、趙兵を巻き添えにしなくて済みます。
もっとも、李牧に近い、カイネや 傅抵、馬南慈なんかはついてきそうですが王翦は秦を裏切る代わりに閼与を手に入れて、
ここに新しく強い王国を築いていく事になります。
キングダム608話ネタバレ予想vol3「秦王政を王翦が裏切るなら軍門に降る」
李牧の視点から見ると、王翦の誘いは悼襄王に対して李牧を謀反させるように仕向けて見えます。
このハンディを逆手に取り、王翦が秦王政を裏切るなら軍門に降ると提案します。
王翦の誘いがブラフなら、ここで大っぴらにイエスとは言えません。
逆に王翦が本気で、秦王政を裏切ると名言した場合には大勢がそれを見ているわけで王翦としては、のっぴきならない場面に追い込まれます。
李牧としては、即座に軍門に降らないにしても、王翦と秦王政の間に不協和音があるかどうかを見極めるよいリトマス試験紙になるでしょう。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
王翦からの君が欲しいというラブコールは、李牧をびっくりさせたでしょうが李牧としても、王翦と秦王政の間に付け入る隙があるかを
見極めるチャンスです。
王翦の回答如何では、秦王政の中華統一を阻止する為に、あえて王翦の軍門に降りこれを副将としてコントロールする事で
王翦の野望を適度に叶え秦の野望を阻む事が出来ると即座に計算する可能性もないとは言えません。
そう考えると、李牧が即座に王翦の申し出を断らないかも知れずあるいは、王翦の本心を引き出すような場面がみられるかも知れません。
そんなこんなですが、読者の皆さんはどう思いますか?
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参考文献:史記始皇本紀
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