キングダム最新607話ネタバレ予想vol2「本能型と知略型」

2019年7月8日


 

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キングダムの武将のタイプとして広く知られているのが本能型と知略型です。

キングダムの主人公の(しん)麃公(ひょうこう)、趙の慶舎(けいしゃ)藺相如(りんそうじょ)の武と呼ばれた堯雲(ぎょううん)は、数少ない本能型の武将だと考えられています。

近頃、漫画においては純然たる知略型と思われていた李牧(りぼく)が、学習によって麃公の本能型の能力を習得するというちゃぶ台返しが発覚しました。

そして、それを突っ込む間もなく今度は知略型の王翦(おうせん)が、ちらっと見るだけで雷伯(らいはく)の騎兵の襲撃を見抜き、挟撃で消滅させるなど本能型の能力を

あっさりと開花させるなど本能型の優位が随分とぐらついてきました。

 

一体、本能型は特殊な能力じゃなかったのか?どうして、最近は安くなりつつあるのかを考えてみます。

 

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム最新607話ネタバレ予想vol2「王騎が教えてくれた本能型と知略型」

 

知略型と本能型を最初に読者に説明したのはキングダム7巻の王騎(おうき)でした。

それは、本能型の極致の麃公と知略型の魏将、呉慶(ごけい)の戦いだったのですが王騎の考える両者の特徴は、以下のようなものでした。

 

本能型:戦いのポイントを大炎として捉え、そこへの最短距離を直感で進む

知略型:将棋の盤面のように全体を見つめ、有効な手を積み上げて勝利する

 

こうして、考えると信や麃公は完全な本能型、李牧や王翦は、知略型に分類される事が分かります。

 

 

 



キングダム最新607話ネタバレ予想vol2「かなり多い知略型」

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本能型の対極に位置するのは、知略型で以下のキャラがいます。

 

李牧、禍燐(かりん)昌平君廉頗(れんぱ)、王翦、桓騎(かんき)、王騎、河了貂(かりょうてん)羌瘣(きょうかい)、等

一々、列挙する必要はなく、本能型でないなら知略型という分類で考えると信や麃公、慶舎、堯雲以外の全てのキャラクターは知略型になりそうです。

このように見ると、本能型の武将が、圧倒的な少数で漫画の中では、かなり貴重である事が分かります。

 

キングダムネタバレ考察

 

 

キングダム最新607話ネタバレ予想vol2「知略型が本能型に覚醒する」

羌瘣

 

さて、知略型に分類されるキャラを挙げてみましたが、今になって考えると「ん?」となってしまうキャラも多くいますよね?

一番目立つのは羌瘣で、確かに理詰めでも戦いますが、龐煖(ほうけん)の覚醒を本能で察知したり河了貂が気づく前に、王翦の策略に気が付いたりなど、

本能に由来するような能力を見せています。

これは、実際のところは本能型と知略型の融合ではないでしょうか?

 

また、廉頗も長年の戦いで培われた直感から、実際には本能型のような戦い方をしているように見えました。

一体、何を言いたいのかと言いますと、実際には本能型と知略型の間には、遥かな断絶が存在しているわけではなく、

知略型の武将の中には、生まれつき、本能型武将の素質を持つ者がいるのではないかという事です。

 

これまでのキングダムの漫画の流れでは本能型は本能型で、知略型は知略型と変化しない雰囲気でしたが、

今回、李牧が麃公を参考にして本能型のカウンター陣を習得した事から、今後は、元が知略型であっても拘らずに本能型に転入してくる

キングダムのキャラが増えるのではないかと考えられます。

 

今回の李牧の突然の本能型宣言は、キングダムの漫画の方向性を少し軌道修正する事件なのかも知れませんね。

   

 

キングダム最新607話ネタバレ予想vol2「覚醒をマイルドにしたの?」

 

少し前に大層キングダム界隈(かいわい)をざわつかせたであろう。

飛信隊と玉鳳隊が覚醒すると、飯を食わなくても数日頑張れるという設定。

あれからうんともすんとも言わないので気になっているんですが、

 

ちょっとやりすぎ&覚醒してない堯雲の部隊にあっさり制圧された事から見ると

一時、センセーショナルに扱われた割に使い勝手が悪いので、封印しないまでも扱いを地味にするのかなとも思えてきました。

そこで、覚醒による能力の爆上げの別の方法として、優秀な知略型の武将は、本能型としても覚醒するという方向に

穏便に話を繋げるというつもりかも知れません。

 

あまりに厳密に知略型と本能型を分離するよりも、双方に関連性を持たせておいた方が使い勝手がいいですからね。

 

キングダム最新607話ネタバレ予想vol2「続々登場する学習型」

蒙恬

 

今回、李牧が学習により本能型になったり、王翦がやってみたらできちゃったで本能型に宗旨替えしている事を考えると、

今後は知略型から本能型への宗旨替えが続々と起きてくるんじゃあないかという気がします。

 

むしろ、今回の李牧のアレは、キングダムの作者からの

「知略型と本能型には、そこまで大きな違いはないよ、ガチガチに考えないでね」

というようなメッセージかも知れません。

 

代表的なキャラを挙げろというなら蒙恬(もうてん)と羌瘣でしょう。

覚醒したら飯食わねーで派手な事を体験した王賁と信に比較しても、蒙恬は、特に派手な覚醒イベントを経験しているわけでもないです。

そこで、学習型により本能型のスキルを身に着けて、信や王賁に負けずに活躍の場を見つける事が出来るでしょう。

 

羌瘣の場合には、本能型としての活躍がなくても剣技があるので、見せ場が減る事はないと思うのですが、今後、信と分離して独立した将軍として

戦う可能性もあるので、本能型を学習する事もあるかも知れません。

今回の方向転換、読者の皆さんはどう思いますか?

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

というわけで本能型と知略型というキングダムのジャンル分けを考えました。

恐らく、本能型から知略型になるキャラはないと考えられるので、信は、ずーっと本能型で突き進んでいくのだと思います。

もっとも、李牧のアレは麃公から学んだ以上、信も本能的にカウンター陣形を使う事が出来る可能性が高いという事なので、

最終盤に信が間に合い、李牧の陣形を粉砕するかも知れませんね。

 

参考文献:史記秦始皇本紀

 

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