大人気春秋戦国時代漫画キングダム。李牧と王翦の本隊同士の激突は互角で推移し、結局戦いを決めるのは、
秦の右翼が趙の左翼軍を撃滅して、王翦の援軍に入れるかどうかになりました。
しかし、必ず右翼はやってくると確信する王翦に対し李牧は、「右翼に頼っても無駄だ」と余裕の表情を見せていました。
李牧の表情は強がりなのか?それとも根拠がある事なのか?今回は、その辺りを解説してみたいと思います。
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この記事の目次
キングダム最新610話ネタバレ予想vol2「李牧発言の真意を考える」
李牧の「右翼に頼っても無駄だ」という発言は王翦に向けられたものではなく独白でした。
つまり、自分に向かって言っているので強がる必要はないという事です。
ならば、李牧は何を秦軍右翼に対して何か仕掛けているのでしょうか?
kawausoは無い脳みそを振り絞って5つの作戦を予想しました。
①龐煖に信の居場所を教えた
②堯雲と馬南慈を信頼している
③オフ王からの援軍
④舜水樹が列尾から北上している
⑤奥の手で王翦を秒殺できる
以下では、それぞれの作戦を考えてみましょう。
キングダム最新610話ネタバレ予想vol2「龐煖に信の居場所を教えた」
一番確実な線は、龐煖に信の居場所を教えておいたという事でしょう。
実際に教えなくても、すでに龐煖が出てきた時点で信との決着を考え出現したと李牧なら推測できる事でしょう。
かなりポンコツ化した龐煖ですが、強敵である事に違いはなく王騎や麃公も倒した実績から李牧が期待をかけていても不思議はありません。
仮に龐煖が信に敗れる事があっても、それまでには信も消耗しており、さらに進んで王翦を救援する事など出来ないと考えている可能性もあります。
実際に、信は連戦で疲労が蓄積しており、龐煖を倒せたとしてもそこからさらに進めないから援軍は来ないとも推測できるのです。
キングダム最新610話ネタバレ予想vol2「堯雲と馬南慈を信頼している」
龐煖に頼らずとも、趙軍の左翼には馬南慈と堯雲がいるというのも、李牧が想定しそうな事です。
李牧ではなく藺相如に忠誠を誓っていそうな堯雲はともかく、馬南慈は李牧の忠実な部下であり、また、攻めるだけではなく、
守りも逃げる事も恥とはしない匈奴のような戦法を体得しています。
堯雲が討たれる事があっても、馬南慈が存在している以上は、そう簡単に飛信隊を突破させる事はないというのが李牧の読みです。
これについては、亜花錦などダークホースが馬南慈を討つなど突発的なイベントがないと覆すのは難しいでしょう。
キングダム最新610話ネタバレ予想vol2「オフ王からの援軍」
朱海平原から見て邯鄲は西にあたり、それほど距離もありません。
李牧が鄴陥落の緊急事態に接して、悼襄王に援軍要請したかも知れません。
実際に王翦のスカウトを受けていた際も、鄴は簡単には落ちないとか、歴史の重みがあるとか色々言っていました。
それがハッタリでないなら、あらゆる手を尽くして鄴を守る術を考えているでしょう。
オフ王としても、歴戦で疲弊した秦軍を相手なら最強の王都守備軍の一部を裂いて与えるくらいの事はするかも知れません。
ただ、そうなると鄴攻略戦が、さらに延びてしまうのが悩みどころです。
キングダム最新610話ネタバレ予想vol2「舜水樹が列尾から北上している」
楊端和と壁の連合軍に敗れて、列尾に後退した舜水樹が李牧の指示で北上するパターンも考えられます。
この戦い、情報戦においては趙兵が秦軍の情報を完全に遮断していますが、裏を返せば、趙は活発に情報伝達が出来るという事でもあります。
そんな事をすれば楊端和が黙っていないのではないかとも考えられますが、前述したように秦軍は趙の領内で情報を遮断されている立場であり、
だからこそ楊端和も、迂闊に陥落させた橑陽城を動けないのでしょう。
舜水樹と公孫龍の率いる趙兵は、ほぼ無傷で存在していますし、仮に到着すると物理的に秦にこれを跳ね返す事は出来ないと思います。
ただ、そうなると朱海平原の戦いは、結局なんだったの?というちゃぶだい返しになりかねないリスクはあります。
キングダム最新610話ネタバレ予想vol2「奥の手で王翦を秒殺できる」
李牧の「右翼を頼っても無駄だ」という言葉は、右翼がやって来れないという意味ではなく、
右翼が来る前に王翦軍は全滅するそういう意味なのかも知れません。
現在の所、王翦と李牧は拮抗しているように見えますが李牧は元々、王翦軍を殲滅させて鄴を救援に向かうつもりだったのです。
その為の手段が大鶴陣だけとは限らないとも考えられるでしょう。
今はタイミングを計っているだけかも知れず、ここぞという所で奥の手を放って王翦を窮地に陥れて読者にもうダメかと思わせておいて、
ギリで秦軍右翼がやってくる流れだと盛り上がるのではないでしょうか?
キングダム最新610話ネタバレ予想vol2「楊端和が来てちゃぶ台返し」
逆に、王翦も頼みが秦軍右翼だけではないかも知れません。
余裕綽々なのは、秦の右翼以外に楊端和との間に協約があり左翼方面から楊端和の軍勢が、ドカドカやってきて
李牧軍を撃滅してしまうかも知れません。
山の民と犬戎族の連合軍では、平地の軍隊である趙兵は、為すすべもなく敗れるより他ないでしょう。
実際、数では勝る舜水樹の趙軍は、犬戎に脅される形で列尾に下がったのでその力は証明されていると言えます。
それだと、最終的に人フンで勝った王翦という悪評が残りますが人を喰った対応をする王翦に似合いの勝ち方と言えなくもありません。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
今回は、李牧の発言の真意について考えてみました。
おそらく、李牧の言葉はハッタリではないと思いますが、何か、読者をあっと驚かす方法が繰り出されるといいなと思います。
読者の皆さんは腹黒李牧が、どんな作戦を用意していると予想しますか?
参考文献:史記廉頗藺相如列伝
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キングダムの展開について一言ある人や、こんな予想をしているこれを忘れている等、なにか一言ある人は
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