キングダム628話休載Sp「次なる強敵項燕大将軍を予想する」


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kawauso

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、2019年までには何とか、龐煖(ほうけん)袈裟斬(けさぎ)りされてしまう所まで進みましたが、そのまま龐煖が無言で死ぬとも思えず、何らかの遺言的(ゆいごんてき)な事を述べそうです。それはそれとして、1月2日は木曜日ですが、当然正月でYJそのものが休みなのでキングダムももちろん休載です。そこで今回は、現時点では影も形もない歴史上信を破る存在である楚の名将項燕大将軍(こうえんだいしょうぐん)について、ここでは大胆に予想してみようと思います。

 

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キングダム628話休載SP「謎に包まれた項燕大将軍」

項燕

 

中国史上最強の将軍の(ほま)れが高い楚の覇王項羽、この項羽の祖父に当たるのが項燕大将軍です。そればかりではなく、王翦により滅ぼされる直前に、「例え残り三戸に成ろうとも秦を滅ぼすのは楚なり」という名言を吐き、何よりも秦を恨んだ人物でもあります。

項燕の最期の言葉は、孫の項羽によって、紀元前206年に秦の帝都咸陽が焼き討ちされる事により実現される事になります。

 

しかし、ここまで著名な項燕ですが、史記秦始皇本紀と楚世家以外に記録はなく、それも

幕末 魏呉蜀 書物

 

①紀元前225年、秦の武将李信が二十万の大軍を率いて楚に進攻したが、楚の大将軍項燕はこれを撃破し、秦軍はほとんど全軍が覆没した。

 

②紀元前224年、秦の武将王翦がまたもや六十万の大軍を率いて楚に進攻、王翦は堅守・不出の戦術を採用し、項燕の防備に隙ができるように仕向けた後、項燕の軍を奇襲して楚軍を大破した。楚王負芻(ふすう)は俘虜となり、項燕は淮水以南で負芻の異母兄弟である楚の公子昌平君を楚王として擁立して反抗した。翌年、王翦は楚軍を追撃、昌平君、項燕ともども戦死しついに楚は滅亡した。

テレビを視聴するkawauso編集長

 

たったこれだけで項燕の記録は終りです。実働たったの3年、凄まじき存在感がある項燕は、歴史上は、その生涯のほとんどが謎に包まれた大将軍という事になります。ただし、漫画の上では記録が分からない人物は、好きに描いても違うとは言い切れないので、自由度の高い創作が出来るとも言えます。


キングダム628話休載sp「キングダムでも謎の将軍」

kawausoとおとぼけ

 

歴史上は、その生い立ちがほとんど謎な項燕大将軍ですが、キングダムではどんな扱いになっているのでしょうか?キングダムの公式ガイドブックである覇道列紀(はどうれっき)によると、ビジュアルもシルエットで、そもそも漫画に登場した事もありません。

しかし、解説では楚の虎の異名を持つ、王齕(おうこつ)が楚に侵攻した際に副将の汗明に迎え撃たせたとあります。ここで、汗明(かんめい)は王齕を撃退したと漫画ではなっています。あの汗明が副将という事は、汗明よりも年配と考えてよく、また虎という異名は、勇猛果敢な大将軍である事を連想させます。

函谷関

 

でも、そうであれば合従軍編にも参加していても良さそうなものですよね?これはkawausoの推測ですが、合従軍編は実質李牧が指揮を執っていますから、項燕大将軍を出してしまうと内容的に、大活躍をさせる事も出来ず、下手をすると李牧の引き立て役になってしまうので、意図的に留守番させて出していない可能性が考えられます。

 

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キングダム628話休載sp「李園が殺害されてから表舞台に浮上」

春申君

 

さて、そんな項燕大将軍は、いつ楚の表舞台に登場する事になるのでしょうか?

現時点での楚は、春申君(しゅんしんくん)を斬殺した李園(りえん)が、妹の李環が産んだ本当は春申君の子である幽王を立て、禍燐(かりん)を宰相にスカウトして両頭体制で楚の政治を運営しています。この段階では項燕に出番はないので、そのまま浮上せずに様子を見ているのでしょう。

三国志のモブ 反乱

 

ただ、紀元前228年に歴史上大きな動きが楚で起こります。この年に楚の幽王が死去し、李園はさらに妹が産んだ王子である哀王を即位させますが、これに不満を持った勢力がクーデターを起こして、孝列王の庶子である負芻を王位に就けています。

敗れた李園は妹の李環(りかん)、そして一族もろとも殺害される事になります。ただ、李園はともかく、漫画オリジナルキャラである禍燐までは失脚しないと考えられるのでそのまま、そして、負芻を立てた一派が担ぎだしたのが項燕大将軍になるのではと推測します。つまり、形式上楚は、李園を排除した所に項燕を置いて、禍燐と二頭体制は変わらないわけです。


キングダム628話休載sp「趙の滅亡に虎が吼える」

亡くなる李牧

 

しかし、今まで身を(ひそ)めていた項燕には浮上の切っ掛けが必要でしょう。実は前後関係は不明ながら紀元前228年は李牧が謀殺され趙が滅亡しています。これは、紀元前230年の韓に続き、2つめの滅亡ですが、それ以前から滅亡カウントダウンだった韓と異なり、武霊王(ぶれいおう)の時代には覇者に近かった趙の滅亡は斉以外の3カ国に深刻な影響を与えたとも考えられます。

王賁

 

さらに紀元前226年には、燕が都の(けい)を捨てて、遼東に逃亡してほぼ滅亡という憂き目に遭い、紀元前225年は魏が王賁に滅ぼされるなど、六国崩壊のカウントダウンが続き、項燕としても立たないわけにはいかなくなるでしょう。

あるいは、ベタですが李牧と項燕には特別な繋がりがあり、謀殺される前に李牧から項燕に対して信の弱点に対する何らかの示唆が与えられたという設定も考えられます。もう一つは、後に楚に降り、項燕に王に立てられる昌平君の存在の動向も項燕が浮上してくる事に影響してきます。

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コメント

  • コメント (4)

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    • 邯鄲の夢
    • 2020年 1月 05日

    引き継ぎの項燕大将軍特集に謝謝です。
    4年前の公式ガイドブックでは原作者がまだ構想中と書いてますが、そろそろ固まったかな?(項翼や白麗も当然項燕大将軍に絡んでくるでしょうね?)
    架空の地朱海平原決戦がようやく終盤ですが、大事なアツヨ
    攻略戦やギョウ包囲戦は糧秣の補給路確保が不明でどう決着させるのか?リョウ陽では犬戒族から糧秣の補給を受けますが、本来犬戒族の籠城のためのもので楊端和軍6万将兵の分はおそらく借りた分、秦本国から補給を受けしだい返却を約束しているものと思われます。ギョウが陥落しても逆包囲され補給路を確保できなければ結末は餓死撤退降伏のいずれかです。李牧の余裕もこの辺からか?他のブログではギョウ陥落時の避難民や城内の民の扱いを色々予想している所もありますが、ブログ主はいかに?当方は王翦の次の一手として邯鄲攻略の戦略として邯鄲方向へ追い立てて逃がすのでは?当然邯鄲のギョウ包囲戦のことは知っていて大量避難民の受け入れを拒否。邯鄲防衛部隊は食料を求める避難民の反乱を虐殺し籠城。秦軍への攻撃を足止させ、その間に補給路を確保する作戦かなと思ってます。ただし、列尾へ集結した趙軍と新三大天候補司馬尚の動きがどうかですかね?休載SPで予想して読者の方々と楽しむの一興かと思います。

    • はじめまして
    • 2020年 1月 05日

    はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いております。

    信が大敗する時、必ずしも飛信隊のメンバーが死ぬということではなく、歴史上ではその後がよくわからない例えばヨウタンワやカンキなど、、、次々と大物達がやられて行く展開が起こってもラストに向けた畳み方としては面白いのではないかな、と個人的には思っています。

    • Ryu☆Gensoku
    • 2020年 1月 04日

    休載SPありがとうございます。
    史記を土台にして創作されているキングダムですから、秦楚大戦の主役の一人である楚の項燕大将軍のことを原先生がどのように描き出してくださるのかはとても興味を唆られます。趙国龐煖の存命中は敢えて登場させずに愛読者たちの期待を煽っているのですからどの様な強敵となるのか、期待値はどんどん膨らみます。
    登場はいつになるのか?どのようなキャラクターなのか?初登場時にはどのような演出がされるのか?物語のテーマにどの様に関わるのか?どのような伏線を隠し持たせる人物なのか?信や王翦や昌平君とはどのように関わるのか?どのようなドラマが待っているのか?史記に記述のない空白をどのように想像してどのように思い描き出してくれるのか?
    楚の項燕大将軍はキングダムの後半の誘引効果を高める重要な登場人物であろうことは間違いなさそうなので興味が尽きません。

    • 邯鄲の夢
    • 2020年 1月 02日

    あけましておめでとうございます。今年もブログ主の記事に期待します。さっそくキングダム年末年始掲載中断企画として当方投稿の項燕大将軍を取り上げていただき謝謝です。
    信が楚侵攻で大敗してもセイに処刑されず、その後も仲良しニ武将とともにセイに使われて武功として諸侯に列されたことがキングダム主人公の一人(題名からは本来はセイが単独主人公のはず)としたと原作者が語られてます。項燕大将軍がどのタイミングで現れるかわかりませんが、李牧ー熊ラインに代わるセイ信の新たなライバルと期待します。




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