大人気スピチャ戦国時代漫画キングダム。630話では命の全てを賭けて信の魂を救いにいった羌瘣がやっと信の後ろ姿を見つけた所で終りました。そんで631話なんですが、、ちょっとねぇ?こんな急転直下はkawausoは嫌だなぁ。今までのシリアス路線も、全部ギャグだったのかと勘繰りたくなりますよ。
ま、それはともかく、キングダム631話レビュー考察行ってみましょう!
※この記事はキングダム631話のネタバレが含まれる記事ですのでご注意ください。
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この記事の目次
キングダム最新631話ネタバレ「朱い階段」
ようやく信の背中を見つけた羌瘣は、必死に話しかけます。しかし、不思議な事に信には伝わりません。どうやら、信には羌瘣の姿も声も見えず聞こえないようです。周辺は全くの暗闇で、信の目の前には朱い階段が出現し、信はそこを登ろうとしています。
これはいけません、どう考えても、ここを登れば完全にあの世でもう戻れないのでしょう。羌瘣はそれを察知し、信を止めようとしますが、自分の足元だけが沼地に変化し身動きが取れません。そこはただの沼ではなく、羌瘣の体力を吸い取っているようです。何もできないまま、ジリジリと信との距離が離れていく羌瘣、、大ピンチです。
キングダム最新631話ネタバレ「漂が出現する」
しかし、その時、信の前に突然、少年の頃の漂が登場しました。その事に信も驚きますが、信は自分が死んだとは思っていないようで、「よっ、久しぶり」という顔で漂と会話を始めます。信は、漂の死後、自分がどんなに出世したのか、自分が率いる隊がどんどん大きくなったと自慢します。
「へえ、それは何と言う隊だ?」
「・・・・・・なんだっけ、思い出せない」
「信、二人で約束したよな?どんな約束だっけ」
「漂との約束、、なんだっけ」
漂は必死に信に対して生きていた時の事を思い出せようとします。ところが、信は何も覚えていません。飛信隊の名前も、漂との約束も、政の顔でさえ薄ぼんやりとしてきたのです。ぼんやりとした表情のまま、足だけは一歩一歩、朱い階段の前に進む信。なんとか、信が進むのを阻止したい漂は改めて、さらに尋ねます。
「他に何か話す事はないか?信」
信は足を止めて、政と出会った事、それどころか友達になった事を伝えます。
「政はどんな顔だった?」
「あれ、どんな顔だっけ」
信はどんどん大事な事を忘れているようです。つまり、それが現世への執着を失い、あの世に行くという事なんでしょう。
「あれ?俺、大きな事を忘れている気がする」
朱い階段を上る直前、信はつぶやきます。
「信、夢は?」
信は首を振り、何も思い出せないと言います。漂は無念そうな顔をして目を閉じました。どうやら漂との思い出だけでは、信を現世に戻す力はないようです。
キングダム最新631話ネタバレ「すがりつく羌瘣」
朱い階段を登ろうとする信ですが、見えない何かに足を掴まれ動けません。それは、羌瘣でした。沼にひきずられながら、最後の力を振り絞り叫びます。
「お前の隊の名前は飛信隊だッ!」
「ヒシンタイ?」
信は小さく呟きますが、完全に思い出してはいないようです。
「思い出せ!信、お前は天下の大将軍に・・!」
羌瘣は涙を流しながら叫びますが、漂がやってきて、シッと唇の前で指を立てます。漂は羌瘣に信を信じるように言いたいようです。この朱い階段から戻るには、信自身が大切な事を思い出さないといけません。
キングダム最新631話ネタバレ「二人の夢」
自分の体が動かない事を感じ取り、信は何かに気づきます。二人は辛抱強く、祈るような気持ちで信の行動を見守ります。
「そうだ、、俺の夢、、じゃない、二人の夢があるんだよな、、そう、二人の夢、天下の大将軍に、俺はまだなってねえ!」
「そうか、それなら、その光の穴から向こうへいけ、それで戻れる」
漂が指で示すと、信のすぐ近くに白く光る穴が浮かび上がります。これが天地の間から現世への出口でした。
「上手くいったんだ、、本当によかった、、、」
ズタボロになっている羌瘣は、涙を流して喜びます。
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