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麒麟がくる第15話 感想あらすじ「わが父に非ず」麒麟がきた

2020年4月28日


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麒麟がくる第15話(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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麒麟がくる第十五話 感想あらすじ「「悪一鉄、高政を唆す」

斎藤道三に対して不満を抱く息子の斎藤義龍

 

あっと言う間に尾張の半分を手中に収めた信長の手腕は美濃にも広がっていきました。弟の孫四郎は、兄の代わりに祝いとして帰蝶に名馬二頭を贈り、道三はわしの目に狂いは無かったと喜びます。

 

この頃の道三は守護の重圧から解放され、本来の無邪気さが前面に出て、孫四郎や喜平次と連れだって遊ぶ様子が見られました。それを稲葉山の最上階から見下ろす高政は、自分が欲しくても得られない愛情を道三からふんだんに与えられる異母兄弟が(うらや)ましくて仕方ありません。

軍議(日本史)モブa

 

そんな時、国衆の代表で反道三・反信長の悪一鉄(わるいってつ)こと、稲葉良通(いなばよしみち)が高政に耳打ちします。

 

「このままだと、孫四郎様が信長の援護を受けて稲葉山城主の地位を狙うかもしれませぬ、、、それに家督とて、実の所は大殿の気分次第、いつ孫四郎様に家督を譲れと言い出すやも・・」

 

悪一鉄は本当に上手です。己がなく他人に流される高政の性格を把握し、孫四郎を憎め、道三を憎め、殺せとそそのかします。そして高政は、それに逆らえずに、ひたすらに弟や父への怨念を膨らませ家督を守る為ならなんでもすると決意を固めるのでした。

 

麒麟がくる第15話 感想あらすじ「「お駒さん二人の猿に困惑」

駒(麒麟がくる)

 

その頃、望月東庵(もちづきとうあん)は、今川の軍師太原雪斎(たいげんせっさい)の治療をしつつ、雪斎から国の情勢について聞かされていました。話は大筋、尾張のうつけとバカにされていた織田信長が村木砦を破り、織田彦五郎を謀殺して尾張下四郡を制した点にあります。

 

雪斎は、わしはなんとしても生きている間に信長を倒すと語り、信長は油断がならないと言います。

菊丸(麒麟がくる)

 

同じ頃、お駒さんは前回、藤吉郎(とうきちろう)の傷に薬を塗ったせいで藤吉郎に好意をもたれてしまったらしく、事ある度に字を教えてくれとつきまとわれます。雨の中、駒が菊丸の薬問屋に薬を買いに行く際にも藤吉郎は一緒についてくる始末で、密かに駒に心を寄せる菊丸とも見えない火花が散ります。

「なんじゃ草履屋(ぞうりや)

「おまえこそなんじゃ薬屋」

 

お駒さん、十兵衛1人を追いかける側から、二人の猿に追いかけられる立場へ、戦国の昔から恋は複雑です。因みに、菊丸改め春次は、やはり能力が高いらしく仕事を覚え、今は後輩を指導する地位にランクアップしているようです。

豊臣秀吉 戦国時代

 

そして、藤吉郎は以前、うつけとして評判が悪かった尾張の織田信長が今は、尾張の半分を支配して勢力を伸ばしていると知り、信長様はどんなに低い身分の人間でも才能次第で登用するそうだから、わしは織田家に仕官してサムライになると意気込みます。

 

そして駒に「尾張に一緒に来ないか?」と誘ったのです。

 

さて、好きな人を追っかけるタイプのお駒さん、自分を追っかける藤吉郎の猛アピールに心が動くのでしょうか?ガンバレ菊丸!藤吉郎に負けるな菊丸!

 

麒麟がくる第十五話 感想あらすじ「「美濃の破局!」

明智光安(麒麟がくる)

 

その頃、稲葉山城へ上っていた明智光安の前を斎藤孫四郎と斎藤喜平次(さいとうきへいじ)が通ります。

 

本日はどうされたのです?と光安が問うと兄上が病気と聞き、見舞いに来たとうんざりしたような顔の二人しかし、寝ている高政の部屋に近づいた二人の前で突如、扉は閉じられ密室になった部屋で二人は高政の刺客に斬殺されました。

三国志のモブ 反乱

 

高政の病気は仮病で、自分の家督を狙う弟二人を騙し討ちにしたのでした。しばらくして、道三は変わり果てた二人の息子の姿を見て、血の涙を流して慟哭し、遺骸の血を顔に塗りつけます。

 

「高政、、これが、お前に家督を譲り、全てを委ねた父に対する貴様の報いか?

 

たーかーまーさー!(やぐら)を下りよ、下りて、お前の弟達の血の臭いを嗅ぐがいい。たかまさァ!!許さん、この仕打ち、決して許さんぞおお!!」

 

道三は稲葉山城を引き払い大桑城(おおがじょう)へと移り軍勢を集め始めました。一方の高政も稲葉山城に国衆を集め、戦の準備を開始します。

 

「わしは弟を殺したのではない道三の息子を殺しただけだ。悪しき()は摘んだ、私は先の守護、土岐頼芸(ときよりのり)様の息子、道三は我が父にあらず」

 

凶報は、明智荘にも届きます。

 

「高政、なんと早まった事を」十兵衛は悔やみますが、もはやどうにもなりません。美濃の国衆は、道三か高政か、どちらかに付かねば討伐されてしまうでしょう。光安も光安の息子の明智左馬助(あけちさまのすけ)も、藤田伝五(ふじたでんご)も苦悶の表情を浮かべます。美濃の、そして明智家の命運を分ける一戦が始まろうとしていました。

 

麒麟がきたライターkawausoの独り言

テレビを視聴するkawauso編集長 ver.2

 

本当に人生は、ままなりません。深芳野への愛情にほだされ道三が高政に家督を譲った事が帰蝶や弟達を刺激し、そこへ、悪一鉄が悪意を高政に吹き込んで弟殺しという凶行に出て老いた道三を苦しめる。本当は、道三と高政が本当に腹を割って話せば、相互の誤解が解けたハズなのです。

 

それを悪一鉄のような悪党が、複雑な事態の片言隻語(へんげんせきご)を切り取ってきて都合よく構成し直し、あたかも、道三が高政から家督を取り上げようとしていると見えるように、根も葉もない嘘を産み出しマムシの親子を破局に追い込む。戦国の世から人間はなーんも変わらないんですね。

 

さて、次週、いよいよ斎藤道三が戦死!麒麟がくる第16話「大きな国」へ続きます。

 

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麒麟がくる

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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