武士は女子力が高かった!その理由とは?【ほのぼの日本史】


 

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日本戦国時代の鎧(武士)

 

日本を650年余り支配した武士、その武士の特徴の一つに清潔(せいけつ)を好むという面があります。ドラマや映画には、(あか)だらけで身なりに気を使わない凄腕武士というのが時々出てきますが、あのような武士は実在しないそうです。しかし、武士の綺麗好きは現代的な感覚に根差したものではなく、むしろ戦闘に特化したものだったのです。

 

今回は、一体どうして武士は清潔を好んだのかを解説してみます。ほのぼの~

 

武士は隙を見せたらアウトである

若き頃の織田信長に敗れる今川義元

 

武士は心構えとして常在戦場が求められていました。

 

それがどこであっても常に戦場に身を置いているつもりでいろという意味です。そして、戦場とは不意打ちが当たり前の世界であり、むしろ正々堂々と相手が向かってくる方が稀な世界でした。

 

そのような戦場でボサーッと隙を見せたらどうなるでしょうか?暗がりから矢で射られ、死角から槍で突かれ、アッと言う間に首を獲られてしまうでしょう。こんな事では主君を守る事も手柄を立てる事も出来ません。

忙しくて過労で倒れる明智光秀

 

端的に言うと、武士は常に隅々まで意識を集中して僅かな変化にも気が付く人間じゃないと早死にする事になるのです。

 

武士は女性より細かい変化に気づく

 

僅かな変化にも気が付くと言えば、男性よりも女性です。どうしても一点集中してしまう男性と違い、女性は何か作業をしていても他の事にもなんとなく気を巡らせています。その理由は女性は右脳と左脳をバランスよく働かす事が可能だからなんだそうです。

 

例えば、こちらが夢中になって話をしているのを、ふんふんと話を聞いているかと思えば、突然、「ボタンがほつれてるよ」と言ったりして話のコシを折って、不愉快になった覚えがある男性も多いのではないでしょうか?

幕末刀剣マニアの坂本龍馬

 

でも、このような、よい意味で気がつくという女性の特徴は武士も持っていました。常に神経を張り巡らし、自分も相手も周辺にもおかしな動きはないか、変化はないかとじっと意識を研ぎ澄ますのが武士だからです。

 

だから強い武士は細かい点まで目につきます。衣服のほつれ、髪の乱れ、弓や刀の不具合。こんな具合ですから、武士は屋敷も武具も毎日手入れして、少しも怠りがないようにしました。ですので強い武士は今でいう女子力が高い存在なのです。

 

はじめての戦国時代

 

軍隊が掃除ばかりしている理由

徴兵から逃れをようと国外に逃亡を試みる日本人兵

 

この武士の清潔好きは、明治の日本軍にもそのまま受け継がれました。

 

軍隊というのは、戦争中以外は毎日掃除ばかりしている組織で、銃の(ほこり)を取り油を塗り、ボタンのほつれを縫い脚絆(きゃはん)をキレイに巻き、床も柱も隅々まで掃除して磨き上げ、衣服は全て決められた形に畳んで整理整頓(せいりせいとん)します。

 

それでも上等兵は、いじわるにも掃除の行き届かない所を発見して私的制裁を加えたりします。これも結局はダラダラするな、神経を研ぎ澄まして、少しの異変も見逃してはならないという訓練なのです。

 

kawausoの母方の祖父は陸軍の兵士でしたが、軍隊時代の教育のお陰でかなり高齢になっても家の中にはゴミ一つなく、埃も落ちていませんでした。

 

合戦では隙を見せた側が負ける

馬に乗り落ち延びる明智光秀

 

戦場で勝ち上がった戦闘者としての武士は練達のレベルに達しているので、どこの武士でも、そこまで技量の差があるわけではありません。その上で勝敗を決定するのは、いかにこちらが隙を見せずに相手の隙を突くかという一点に絞られるわけです。

 

その為には、相手を見る力があるかどうかが試されます。相手が右利きが左利きか、腕や足に古傷があるか、相手の目つきから、こちらのどこを狙っているかを見抜き、その裏をかいて相手を仕留める方法を考えます。

kawauso

 

女子力が高い方が戦いに勝つなんて奇妙な話なんですが、相手の隙に気づいた方が勝つわけですから、まあ、そんな理由なのです。

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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