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キングダム643話ネタバレ予想vol2「桓騎は残虐な方法で扈輒を虐殺する?」


 

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内容に納得がいかないkawauso様

 

キングダム642話では、論功行賞(ろんこうこうしょう)が行われましたが桓騎(かんき)楊端和(ようたんわ)は作戦活動に従事しているという理由から、代理で摩論(まろん)とバジオウが褒美を受けていました。

さらに、河了貂(かりょうてん)蒙毅(もうき)の会話から考えると昌平君(しょうへいくん)は李牧が復帰しない間に邯鄲(かんたん)を落とそうと考えている事が明白になっています。

史実上、趙を攻めるのは桓騎ですが一体どうやって趙を攻めるのでしょうか?

そして、扈輒(こちょう)はどの段階で殺されてしまうのかを考えてみます。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム643話ネタバレ予想vol2「いきなり邯鄲を突く桓騎」

長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)

 

史記、秦始皇本紀(しんしこうほんき)によると、紀元前234年桓騎は趙の平陽(へいよう)を攻めたと書かれています。

この平陽とは、現在の邯鄲付近、臨漳県(りんしょうけん)の西二十五里とされているので、桓騎は邯鄲を攻め落とすつもりで進撃した可能性が高いでしょう。

桓騎

 

そして、それと同時に邯鄲に近い場所を攻撃するという事は、当然、扈輒もそれを座視できないという事ですから撃って出る事になると思います。

 

キングダム643話ネタバレ予想vol2「平陽を包囲して扈輒をおびき寄せる」

行軍する兵士達b(モブ)

 

しかし、この平陽の戦いの描写は非常に簡単で扈輒は秦軍と激突して敗れたようです。

この部分は、史記の廉頗(れんぱ)藺相如(りんそうじょ)列伝を補うと桓騎は平陽を陥落させ、さらに武城を攻撃。扈輒はその後武遂で敗死したと書かれています。

こちらの武遂とは、現在の武強県で邯鄲の北にありますが、邯鄲に近い場所で戦っていた事が分かります。

敗北し倒れている兵士達a(モブ)

 

そして、この戦いで趙は10万の兵力を失ったとあります。秦の方から見ると10万人を斬首という記述になっていますね。

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム643話ネタバレ予想vol2「扈輒の殺害のされかた」

桓騎 キングダム

 

以上のように、桓騎と扈輒の戦いについては、非常に記述が少ないですが、これをそのまま再現すると、それこそ一コマで終ってしまう事になりかねません。そこで、扈輒の殺害については、それなりの工夫があるんじゃないかと考えます。

それというのも、扈輒はモブに終わるキャラとしては登場シーンが多すぎ、それなりに役割が与えられるのではないかと考えられるからです。

 

キングダム643話ネタバレ予想vol2「扈輒は桓騎が嫌いなタイプ」

敗北する桓騎

 

桓騎は、弱いくせにプライドが高く取り澄ました人物が嫌いという性質を持っています。

山陽戦では、無能だけど人柄だけで総大将になった魏の白亀西(はくきさい)が命乞いをしなかった事に腹を立てて、胴体をノコギリで横に切断する殺し方をしていました。

 

また、李信のように理想を持っている人物も敬遠する傾向があります。桓騎からすれば、青臭い小僧にしか見えないという事でしょう。

 

そうなると、今度対戦する扈輒は李牧の才能を高く評価し、李牧を逮捕した悼襄(とうじょうおう)を軽く「クソ」とディスっている人物ですが、「邯鄲の守護神」の異名を持っている所を見ると誇り高い人物ではあるようです。

この辺りから評価するとドス黒い桓騎は邯鄲については鉄壁の守備が出来ると自負している扈輒のプライドを踏みにじり絶望させて殺す事に執念を見せそうですね。

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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