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世界史ライターkawausoの独り言
明らかな冤罪にもかかわらず、19世紀にいたるまでテンプル騎士団は異端として人々に問題なく受け入れられいていき、その無実が晴れたのは20世紀も初頭になってからです。
金の妬みは恐ろしいというか、一国の財政に匹敵する程裕福なテンプル騎士団を恨む人は当時から大勢いたんでしょうね。また、この異端審問、でっちあげの罪状で人から財産を取り上げる手法として中世にはよく使われていたそうで、富裕な人も少なからず火刑になったようですよ。(文:kawauso)
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