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この記事の目次
キングダム650話ネタバレ予想「楚を攻める事に葛藤する昌平君」
媧燐には、媧偃という弟がいる事が合従軍編で明らかになりましたが、それとは別に幼い頃に、戦場の焼け野原で亡くした弟がいるという事が李園との会話で明らかになりました。どうやら、それが昌平君ではないかという噂がキングダムファンの中にあるのです。
実際、史実の昌平君は秦王嬴政の逆鱗に触れて、丞相を解任された後に、楚の旧都、陳に向かい、人心の安定に努めていましたが、紀元前223年、王翦に敗れた項燕に王に立てられて秦と決別し、王翦と蒙武の軍に攻められて戦死する運命を辿ります。
もしかすると、昌平君の心に闇を吹き込むのは李園なのではないかと考えられます。
媧燐との関係と、楚を滅ぼさずにはおかない秦王嬴政の加烈さを元に昌平君を葛藤させ、「楚人であるあなたは楚を滅ぼす決定に本当に従えるのか?」と李園は揺さぶりをかけ、徐々に昌平君の心を秦から引き剥がすのです。
キングダム650話ネタバレ予想「什虎城攻めは失敗する」
では、什虎攻めはどうなるのか?これは、秦と魏の大敗とはいかないまでも、城を落とす事なく終わると思います。理由については、まだ趙は滅ぶべき時期ではないので、什虎攻めは失敗に終わり、折角奪った趙の半分を李牧に奪い返されて終わると思います。
それにより秦は方針を大転換、一度は函谷関に引き籠り、最も弱い韓を叩き潰し、次に趙を潰す手段を取っていくのでしょう。
キングダム650話ネタバレ予想「蒙武の武勇を出したい」
史実の蒙武は、どちらも楚攻めしか出番がありません。それも紀元前224年、函谷関を抜けなかった項燕が退却して王翦の反撃に遭う時に、王翦の副将として登場するのが最初です。
その次が紀元前223年、王翦の副将として再び楚を攻め、楚王負芻を捕えて楚を滅ぼすというのが最期です。
恐らく秦に叛いた昌平君を討つのは幼馴染設定の蒙武なので、その前段階として、昌平君と共闘する什虎城の戦いを設定するのではないかと思います。できれば、一度項燕大将軍とぶつかり、そのパワーを印象付けて終わるとか
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
史実では、Wikipediaの更新により、かなり正体が分かって来た昌平君ですが、漫画キングダムでは、いまだに謎が多いキャラクターです。作者は、今回の什虎攻めで謎が多い昌平君が、一体どこに進んでいくのか?その方向性を決めていくのではないでしょうか?
参考文献:戦国縦横家書
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