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今日のkawauso9「ナンパなんて不潔よ!」

2020年8月11日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし内容に納得がいかないkawauso様

 

文王が太公望を迎える故事や、魏の信陵君が侯嬴(こうえい)を迎える故事では、相手を馬車に乗せて語り合い自宅に連れて行くのがテンプレだけど、三国志の時代には、これは行儀が悪いやり方になっていたらしい。

 

正史三国志の呉主伝が引く、呉録では、華歆(かきん)が呉の街中を馬車で視察して歩いている時、当時11歳の沈友(しんゆう)を見つけて、只者ではないと見抜き、「沈郎(しんろう)、馬車で一緒に話さないか?」とナンパした。

袁術に捕まってしまう華歆(華キン)

 

すると沈友は、しばらく逡巡してから

「士たるものは、最初は宴会に出て、礼を交わしてから交際するものであって、街中でナンパなんて不潔です。

そもそも、あなたは社会の綱紀粛正の為に視察に来ているのに、自ら率先して風紀を乱すとは何事ですか!」と断った。

 

華歆は自身の不明を恥じて、改めて正規のルートで沈友と交友を結んだ。

 

今風に言えば、ヘイ!彼女ドライブしない?というのは三国志の時代は不純であり、最初はグループ交際から始めて、段階を踏んでという事だろう。

 

だとすれば、三国志の人々は、文王も信陵君のハンティングも口では言わないけど

奔放な遊び人に見えていたのかも知れない。知らんけど・・・

前回記事:今日のkawauso8「人の話を聞こう」

 

呉の武将

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき