今日のkawauso36「諸葛亮のこじつけ」

2020年9月20日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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諸葛亮(しょかつりょう)は人物の好みが極端に分かりやすく、己の指示を従順に受け入れてこなす人を採用し、

反抗的で個性が強い人物は排斥している。

しかし、いくらなんでも、こいつは気に入らないので…という理由で左遷は出来ないので、

左遷すべき理由を上奏文に色々書き連ねるわけだが、それらを集めた諸葛亮集からは諸葛亮の細かい性格がよく分かる。

 

例えば、廖立(りょうりつ)を弾劾した時には、

 

廖立は先帝に仕えて忠孝の心無く、長沙太守になっては、敵を招き入れ、巴郡を担当してはいい加減であり職務に暗く、大将軍に従軍している時は、誹謗・非難の言葉を放ち、先帝の柩(ひつぎ)に侍しては、

刀を小脇にして柩の側で頭を断ち切るような事をしました。

 

このように書いている。劉備の柩の側に附く位だから寥立は劉備に近しい人物だったのだろう。

刀を小脇にしてというのは、死者の魂を悪霊から守る為に剣を帯びた人間が柩の周囲に数名立つが、寥立はその役割だったと考えられる。

内容に納得がいかないkawauso様

 

役目で帯剣しただけなのに、劉備の頭を断ち切るような事をしたとはこじつけだろう。

それくらい色々足さないと排斥できなかったのだ。

 

前回記事:今日のkawauso35「司馬懿のクレイジーな弟」

 

英雄の死因

 

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき