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今日のkawauso42「曹操のワル仲間」

2020年9月30日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし若い頃の袁紹と曹操は花嫁泥棒をする

 

曹操が若い頃、素行を治めない不良だった事はよく知られている。

だが、具体的な悪事となると、袁紹と組んで花嫁を盗んだという逸話くらいしかない。

しかし、時々、曹操に媚びへつらう佞臣を見ると、曹操の若い頃の悪い遊びの一端が見えてくる。

 

以下は、正史三国志明帝紀が引く魏略

水滸伝って何? 書類や本

 

孔桂(こうけい)は、字を淑林と言い、天水の人である。

建安初期、たびたび将軍楊秋の使者として、太祖(曹操)の元へ至ったので

太祖は上奏して、彼を騎都尉に任命した。

孔桂はこびへつらって、機嫌を取る性格で博弈(ばくち)や蹴鞠(けまり)が上手だったので、

太祖は彼を愛好し外出する時には、いつも側においていた。

 

酒を飲む曹操と劉備

 

曹操がプライベートで傍に置く人間は、大体いい加減な遊び人と相場が決まっている。

以前、劉備と親しかったのも、劉備が不良でドッグレースのような遊びに詳しかったからだろう。

若い頃の悪い遊びを知っているヤツが近くにいると曹操はリラックスできたのだ。

バイクで旅行をする関羽

 

博弈や蹴鞠も外ならぬ曹操が、達人だったのかもしれない。

しかし、曹操は公私のけじめがあり、結局、孔桂を騎都尉以上にはしなかった。

ここが曹操のドライで立派な所である。

 

「お前は楽しい奴で、わしの慰みにはなるが、国の役には立たんな」という事なのだ。

 

前回記事:今日のkawauso41「嘘つき曹操ちゃん」

 

李傕・郭汜祭り

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき