広告

キングダム656話ネタバレ考察「呉鳳明の戦術を図解で解説」


 

はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし内容に納得がいかないkawauso様

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム、休載明けの655話では馬介(ばかい)を倒されて玄右(げんう)に押し込まれた呉鳳明が、乱美迫や録嗚未(ろくおみ)まで動かして、戦術を変更しました。

 

それに合わせて騰も軍を動かしたのですが、呉鳳明の戦術とは、どんなものなのか?

イラストを元に予想していきます。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



キングダム656話ネタバレ考察「呉鳳明の主攻と助攻とは」

 

以下はイラストを見ながら解説致します。呉鳳明の指示により、千斗雲と激闘していた乱美迫は軍を二手に分離し、項翼を相手にしつつ、同時に満羽と激闘している蒙武の補助に入りました。

 

すると事情を察知した騰は項翼との対決を避けて、寿胡王を攻めに向かいます。kawausoは、前回、騰は玄右を攻めると書いていましたが、読者のみっちゃんさんのコメントを入れて変更します。

 

君主論18 kawausoさん

 

これにより、什虎軍の二つの核、①満羽、②寿胡王の2名を同時に攻める事が可能です。什虎城の城主である満羽を攻めるのが主攻、軍師の寿胡(じゅこおう)を攻めるのが助攻です。

 

キングダム656話ネタバレ考察「録嗚未を捨て項翼をあしらう」

周泰に斬られる沙摩柯

 

項翼については、乱美迫の別動隊で適当に牽制しつつ、満羽については、六将級の乱美迫と蒙武の二枚看板で攻めるので、秦魏連合軍の方が有利です。もちろんこれは、千斗雲の圧力で最悪、録嗚未が潰れてもいいと割り切った上での肉を切らせて骨を断つ戦術ですが、録嗚未が死んでも呉鳳明は痛くもかゆくもありません。

 

また、秦としても蒙武の武力をしても攻めあぐねていた満羽を乱美迫が共同で攻めてくれるので大きなプラスです。魏と秦の挟撃が潰れた今としては、呉鳳明の策は願ってもない事と言えるでしょう。

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム656話ネタバレ考察「寿胡王を人質に取る事で主導権を取る」

孟獲に変装する帯来洞主(南蛮族)

 

呉鳳明の策は、寿胡王を人質に取る形になるのがキモであると言えます。什虎軍は、寿胡王の守りが何故か薄いので、ここに騰が殺到する形になると応援を送らざるを得なくなるでしょう。

第一に、千斗雲を救援に向かわせたとすると、録嗚未の軍勢が背後を挟撃できます。仮に背後を取れなくても、フリーになった録嗚未軍は、さらに満羽を殺る為にダメ押しの追加部隊としても活動が可能です。寿胡王を人質に取る事により、フリーで動ける千斗雲の行動を縛る事が可能で、秦と魏のペースに楚を巻き込んでいく事になります。

【次のページに続きます】

 

次のページへ >

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-キングダムのネタバレ考察
-