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今日のkawauso55「魯粛の苦しい言い訳」

2020年10月21日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし劉備、孫権、魯粛

 

いかに偉大な英傑でも、1人の力で時代を動かす事は出来ない。

魯粛は三国志でも屈指の英傑だが、劉備や関羽は魯粛の言いなりに動くようなタマではなく、

特に南郡に割拠した関羽の処遇では、孫権に随分追及された。

孫権に手紙で関羽を何とかしろと怒られた魯粛の苦しい言い訳が正史三国志呂蒙伝にある。

 

子敬は、私への返書で言った

「帝王たるべきものが立つとき、必ずその先駆けとして群雄を追い払う者がいます。

関羽は、あなた様の先駆けをしているのでありますから、彼を憚られる事はありません」

これは子敬が自分では対処できないのに、人に向かって空威張りしただけに過ぎない。

私は、これを大目に見て、責めたりする事もしなかった。

 

伝言を伝えにくるも関羽に斬られる顔良

 

関羽は呉の天下の為に、曹操に噛みつく番犬ですよ。

番犬を恐れる必要はありません。

こう言って必死に孫権を説得する魯粛の姿が浮かび上がる。

 

魯粛は、決して空威張りばかりではなく、単刀赴会で関羽と激しく口論して、

これを引き下がらせたので胆力のある人だが、

それ以前には、孫権から見れば弱気とみられるような事も言ったのだろう。

 

前回記事:今日のkawauso54「お馴染みの銭唐」

 

英雄の武器特集

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき