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南蛮一の知恵者・朶思大王の策戦がただのパワープレーで逆にスゴイ!

2020年11月27日


はじめての三国志_ページネーション

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南蛮一の知恵者・朶思大王(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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油断が敗北を招く

孔明退治を妄想する朶思大王

 

因みに南蛮一の知恵者と言われる朶思大王は諸葛亮の軍勢は全滅していると油断しまくっていただけに、元気いっぱいに到着した諸葛亮の軍勢にびっくり!

 

驚きすぎたのか朶思大王は孟獲に降伏を薦めるのですが、孟獲はやる気満々。

 

舌戦で煽るのがうまい諸葛亮孔明

 

そんなこんなの孟獲たちの所に援軍がやってきたことで「これなら勝ったも同然!」ととても大きなフラグを立てながら宴会を開いたのですが、実は既にその援軍は諸葛亮に組していたのだった……

 

朶思大王、孟獲

 

ということで捕縛されて南蛮一の知恵者とはいったいどの辺だったのか分からないまま朶思大王は孟獲たちと捕縛、釈放のコンボを決められてしまうのでした……合掌。

 

朶思大王の最期

朶思大王、孔明

 

さて一度は釈放された朶思大王ですが、この後で一応活躍はします。

 

モブ朝まで三国志

 

孟獲軍の救援要請の時間稼ぎに、要塞にて川を掘として利用して戦うという、やっと知恵を使った戦い方をして、更に毒の矢を利用して川を渡らせないという戦法で諸葛亮軍を苦しめるのですが、相手が悪かった。

 

進軍する兵士c(モブ用)

 

暴風が吹いている間に土嚢を積み上げて蜀軍はこの難局を乗り越え、蜀軍と南蛮軍の乱戦による乱戦の中、朶思大王もまた戦死してしまうのでした。

 

「相手が悪かった」と嘆く朶思大王

四輪車に乗る孔明

 

南蛮一の知恵者と出てくる割にはそこまで知恵を巡らしたというような描写は少なく、最終的には諸葛亮の策によって敗北するという朶思大王。もしかしたら朶思大王よりもたくさん出てくる謎の泉の方が印象に残っているという方もいるかもしれませんね。

 

とはいえ南蛮の奥地が未知の土地である、ということをこれでもかと見せつけてくれた相手でもありますね。

 

扇からレーザー光線を放つ孔明

 

余談ですが横山三国志では朶思大王、諸葛亮に対して「神か悪魔か……」というようなセリフを投げかけています。確かに三国志演義の諸葛亮は色々なものを超越したような存在ではありますが、これをここで言われるとなんとなく苦笑いを浮かべてしまうのは筆者だけですかね?

 

三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

南蛮一の知恵者と言われる朶思大王、しかしその知恵が万全にまで活かされることはあまりなかったように思います。しかし土地を熟知し、利用しているという面では確かに朶思大王は「知恵者」でした。

 

三国志を語るセンさん

 

諸葛亮相手でなければもっとそんな一面を見れたのかな……と思うと、三国志演義の登場人物とはいえもっと活躍を見ていたかった人物だと思いますね。

 

参考文献:三国志演義 横山三国志

 

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南蛮征伐特集

 

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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