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サラリーマン武士なら幕府滅亡は防げた?
もし、鎌倉幕府が御家人に土地を与えて自活させるのではなく、江戸時代のように土地は一括して幕府が代官を派遣して管理し、その中から給料だけを支払うという方式なら、いかに借金しようとも、給与は保障されるので、そこまで鎌倉武士が没落する事はなかったかも知れません。
それだと、相続も嫡子相続になり、財産が減少する事もなかったでしょう。しかし、その場合には、鎌倉武士が永久就職にあぐらをかき、一所懸命の気概が失せ、江戸末期の武士のようになり、モンゴルにも勝てなかったかも知れませんね。
日本史ライターkawausoの独り言
鎌倉武士は、自分で土地を支配する自営業者だから、土地を守る気概が高く、モンゴルにも打ち勝つ強い武士が生まれた。でも同時に、その土地を自己責任で手放す事も出来るので、そうすると無一文になり、幕府に奉公が出来ない。長所は同時に短所にもなるわけで、歴史って面白いですね。
参考:Wikipedia他