【新解釈・三國志】渡辺直美の貂蝉は適役なの?ヒントは民間伝承にあった




はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

 

新解釈・三國志 門番する不真面目な黄巾賊

 

あまり愉快な事がなかった2020年の日本ですが、12月11日には三国志ファン待望、そして『水曜どうでしょう』ファン待望の『新解釈(しんかいしゃく)三國志(さんごくし)』が封切られます。

 

朝まで三国志2017-03 kawauso

 

2014年から、『はじめての三国志』で三国志記事を書き続けてきたkawausoも、ここぞとばかり便乗しようと気合を入れておりますよ。そこで今回は、三国志を代表する美女貂蝉(ちょうせん)について、三国志知識ゼロでも、ありえないほどスラスラと分かるように解説します。




貂蝉とは何者?

貂蝉

 

貂蝉は『新解釈・三國志』において渡辺直美が演じるちょいと太めの絶世の美女であり、董卓と呂布に奪い合いをされるという役柄です。

 

新解釈・三國志 貂蝉が挑発的に踊る

 

そもそも貂蝉は孤児で、董卓(とうたく)が支配する後漢王朝で司徒(しと)という高い地位に就いている王允(おういん)という爺さんに拾われて養女となり、歌や踊りを仕込まれた舞姫でした。

 

王允

 

舞姫なので身分は低いですが、宴席には欠かせない存在であり、必然的に身分が高い人の前でも歌や踊りを披露する事になります。そして、絶世の美女ともなれば身分が高い人に見染められて妻になる玉の輿のチャンスだってあります。つまり、貂蝉はそういう立ち位置の女性です。




貂蝉の役割とは?

貂蝉を奪い合う曹操と関羽

 

では、三国志における貂蝉の役割とは何でしょうか?

 

これも単純で、呂布と董卓の2人を誘惑して仲違いさせ、呂布の手で董卓を殺害するように仕向ける事です。

 

董卓に強引に連れられる献帝

 

当時の後漢王朝では、暴虐な董卓が皇帝を操り人形として支配者の地位についていました。もちろん、董卓の暴力政治を憎む人は大勢いて、王允もその1人でしたが、董卓を暗殺するのは容易ではありませんでした。

 

めちゃくちゃ強い呂布

 

理由は、董卓には三国志の登場人物の中で一番強い呂布という豪傑がボディーガードとしていつも側についているからです。でも、呂布と董卓には弱点がありました。2人とも美女に目がないドスケベだったのです。

 

貂蝉

 

そこで王允は自分の養女で、今や16歳の花も恥じらう美しい乙女になった貂蝉に「スケベな董卓と呂布を色仕掛けで喧嘩させてくれ」と土下座して頼み込んだのです。貂蝉も孤児の自分を拾って育ててくれた王允の恩義に報いる為に、危険な計略を仕掛ける事を承知します。

 

難しい言葉では、この計略を連環計(れんかんけい)と言います。

 

関連記事:連環の計って、どんな作戦?

関連記事:スケベには回避不能?董卓を滅ぼした貂蝉の連環の計

 

どちらにもラブコールして喧嘩させる

貂蝉と呂布

 

王允は最初、呂布を自宅に招き、貂蝉に舞を舞わせてお酌をさせました。呂布がすぐに貂蝉を気に入ったのを見て取った王允は、呂布に貂蝉を妻として差し上げたいと持ち掛けます。スケベな呂布はすぐに承知してしまいました。

 

さて、翌日、王允は董卓を自宅に呼んで、奥の部屋で接待し貂蝉を呼んで、舞を舞わせてお酌をさせます。董卓もすぐに目がハートマークになりましたので、王允は同じように、貂蝉を董卓の妻として差し上げたいと持ち掛けたのです。

 

貂蝉を奪い合う董卓と呂布

 

あとは簡単、貂蝉は董卓の前では、野獣のような呂布がしつこく言い寄り困ると相談し、呂布の前では、董卓の脂デブに抱かれるのは耐えられないと涙を流します。

 

2人はまさか、16歳の貂蝉に騙されてるとは夢にも思わずお互いを憎んでゆき、ついには、先手必勝で呂布が董卓を刺し殺してしまいました。

呂布に暗殺される董卓

 

王允は貂蝉を使い見事に董卓を排除する事に成功したのです。

 

関連記事:董卓と呂布の関係、史実での離反は何が原因だったのか?

関連記事:董卓の功績はどれくらいあったのか?暴君の代表格・悪漢董卓を振り返る

 

渡辺直美は適役なの?

貂蝉

 

はいはい、ここまで書いた上での皆さんの不満はよく分かります。どうして、『新解釈・三國志』には、橋本環奈も山本美月も出ているのに、その、なんだ、貂蝉だけ渡辺直美なの?という事ですよね。

 

渡辺直美は、絶世の美女とまでは言えないんじゃないの?もっと、シュッとした美女で、配役はなんとかならなかったの?

そういうご不満であられますか?

 

朝まで三国志2017表情 kawausoさん01 無

 

大変よくわかります。

 

張飛の虎髭

 

実際、渡辺直美さんも、最初、自分の配役を張飛と勘違いしていて「豪傑(ごうけつ)役だ、どうしよう」と、悩みながら数ページ張飛(ちょうひ)のセリフを覚えたとコメントで仰っていました。

 

三国志演義_書類

 

しかし、あたくし、この記事を書くにあたり原典の三国志演義にあたってみましたが、貂蝉の容姿は輝くばかりとは書いてあっても、絶世の美女とも、ましてやスリムとも書いていないので御座います。

 

世の中には、豊満な肉体のダンサーの方もおられますし、スリムなダンサーとは別のセクシーな魅力を放っているわけで、董卓も呂布も太めの女性がタイプだったかも知れません。

 

董卓と呂布が太めの女性が嫌いと歴史書に書いていない以上、その可能性だって否定できないのです。

【次のページに続きます】




次のページへ >

1

2>

関連記事

  1. 四輪車に乗る孔明
  2. 朝まで三国志 曹操
  3. 孔明と黄月英
  4. 新解釈・三國志 自分はモテると報告をする趙雲
  5. 呂布
  6. 新解釈・三國志 三顧の礼に秒で答える孔明 孔明、劉備

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。




はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

“はじめての三国志倶楽部

“濡須口の戦い

“赤壁の戦い

“公孫瓚

“はじめての三国志公式LINEアカウント"

“光武帝

“三国志データベース"

“三国志人物事典

鍾会の乱

八王の乱

“はじめての三国志公式LINEアカウント"




PAGE TOP