大人気春秋戦国時代漫画キングダム。
それでも回避できないのは休載というもので、12月10日のヤングジャンプには、哀しいかなキングダムは掲載されていません。しかし当ブログは本編が休載になろうとも、更新を続けるという摩訶不思議なブログです。
それでは、行ってみましょう!キングダム休載がキターーーー!
この記事の目次
キングダム664話休載SP「羌礼は祭を経ていないのでは?」
何度も言う事を変えてしまい申し訳ないのですが、キングダムの予想サイトをあちこち徘徊してみた結果、羌瘣の後輩の羌礼は、やはり祭を経ていないのかも知れないと思いました。
というのも、羌礼は663話で趙兵を殺戮している時、
「トーンタンタンっつてな…」と巫舞を茶化すようなセリフを口にしています。
元々、トーンタンタンは、巫舞を使って精神の深い所に落ちていく時に、戻ってこられなくなるように歌うアンカーのような役割を果たしています。
本当に巫舞の呼吸法を使っているなら、「っつてな…」と茶化すような事は言えないはずで、あの段階では羌礼は巫舞を使用せずに、自身の身体能力で戦っている可能性があります。
あるいは、羌礼は祭を途中でボイコットして里から下りてきたかも知れません。
現職蚩尤の幽連の死亡が確認され、祭の開催が決定されたものの、羌識と殺し合うバカバカしさに呆れ、お互いに示し合わせて里を下り、掟破りのパイオニア羌瘣を頼って出て来たというだけかもしれません。
キングダム664話休載SP「凶相は気のせい」
その割には、あのまがまがしい凶相は何だったのかという疑問も残ります。でも、よく考えてみると羌瘣の初登場も、なかなか不気味ブキ子ちゃんでした。当時は、まだ幼いとはいえ、後年にああいう顔が美少女になるとは、なかなか想像しがたいでしょう。
羌礼も同じ事であって、敵か味方か不明なミステリアスキャラクターに仕上げる為に、意図的にキツめな狂気をはらんだ表情に仕上げたかも知れません。
だって、キングダム56巻のオマケ漫画に出てきたような羌礼だと、一目見て、ああ、羌瘣に加勢しに来たんだなとすぐに分かってしまい楽しみがなくなるからです。
キングダム664話休載SP「ママミーヤ、ジョジョに例えてみるよ」
kawausoが、当ブログの読者が知っていようがいまいが、すぐに引き合いに出すジョジョの奇妙な冒険で例えると、仲間になるキャラの初登場シーンは、大体、その後のキャラとは似ても似つかない造形をしているものです。
その最たるケースは、第2部のジョジョの相棒になるシーザー・アントニオ・ツェぺリでしょう。
初登場時のジュリーの出来損ないのような、女ったらしシーザーの軽薄な造形が短期間で、友情を守る為に、いかなる犠牲も厭わない頼もしいキャラになろうとは、誰も想像しなかったはずです。
また、司馬尚の背中のアップのコマ割りは、ジョジョ第3部初頭のディオの背中をオマージュしたシーンであるようにも見えます。原先生は羌礼を凶悪なイメージで描く事で、読者を混乱させて不安に陥れようとしているのでしょう。非常に意図的なものを感じます、間違いないでしょう。
まさに、こいつはクセー!ゲロ以下の臭いがぷんぷんするぜです。byスピードワゴン
キングダム664話休載SP「凶相は誰かの入れ知恵」
羌礼は基本的に外の世界を知らないので、あるいは誰かの入れ知恵で、男にモテる為に、敢えて凶相をしている可能性もあります。
「いいか?下界の男たちは、キッツイ顔をした冷酷非情な女が好みなんだ。そんな高飛車な女に靴で踏んづけられるのが最上の喜びなんだぞ」
このように歪んだ男性観を知ったかぶりで吹きこんだ仲間がいて、羌礼はそれを真に受けているだけかも知れません。羌瘣だって、子供は強い男と山の頂に上って力を合わせれば天から降りてくると本気で信じていた位ですから、その可能性もないとは言えないでしょう。
飛信隊に合流する中で、そんな歪んだ男性観が誤りである事に気づくと、羌礼の凶相も変化していくかも知れませんよ。
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