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三国志に登場する大型兵器11選!

2020年12月28日


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三国志の大型兵器11選(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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三国志に登場する大型兵器4:井蘭車(せいらんしゃ)

三国志の武器 井蘭車 始皇帝

 

大人気春秋戦国時代漫画、キングダムでも最近登場したのが井蘭車(せいらんしゃ)です。高い木材を組んで(やぐら)をつくり、下から梯子をつけて櫓まで登れるようにし台車に車輪をつける事で自在に移動できるようにします。

 

井蘭車は城壁よりも高くなるように設計し、櫓部分に弓兵を大勢配置して城壁に近づければ、城内の兵士に対して一方的に矢を放つ事が出来、強力な兵器になります。

 

陸遜

 

ただ、籠城しているサイドも、それを黙ってみているわけはないので、火矢を放つなどして、井蘭車を焼き払う手を繰り出してきます。

 

そのような火矢の被害を回避する為に、井蘭車の中には、外壁を泥で濡らした牛皮で覆い、火が付きにくくする工夫をしたものなどがありました。三国志演義では、官渡の戦いで袁紹が巨大な櫓を組んで、大勢弓兵を配置し矢で官渡城に籠城している曹操軍を攻撃していますが、この櫓が井闌車に該当します。

 

関連記事:46話:袁紹軍の審配、石弓隊で曹操軍を撃破

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三国志に登場する大型兵器5:雲梯車(うんていしゃ)

三国志の武器 雲梯車 劉備

 

雲梯車(うんていしゃ)は、ハシゴつきの消防自動車のようなフォルムをしています。城壁に近づくと、立てていたハシゴを下ろして城壁に引っ掛け、ここから一気に城兵を突入させるという仕組みです。

 

韓信vs孔明

 

雲梯車も春秋戦国時代から存在しますが、三国志では第二次北伐の陳倉(ちんそう)城攻めで、蜀の諸葛孔明(しょかつこうめい)が、防戦する郝昭(かくしょう)を降伏させようと用いたという記録があります。孔明は、雲梯車ばかりか井蘭車、衝車と攻城兵器を総動員していますが、結局城を落とす事が出来ませんでした。

 

関連記事:郝昭(かくしょう)ってどんな人?陳倉城で孔明を撃退した「孔明キラー」

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三国志に登場する大型兵器6:木慢(もくまん)

三国志の武器 木慢 関羽

 

木慢(もくまん)とは四輪の車台に立てられた柱の上に大盾の取っ手となる棒を乗せ、取っ手棒と大盾を縄で連結し吊るしたもので、取っ手棒を引き上げると大楯が前に出て矢を防ぎます。

 

城攻めでは、木慢を歩兵の前に置く事で、城から飛んでくる弓矢を防ぎ進軍できました。攻城戦では兵士が縄ハシゴを架け城壁をよじ登る事もありましたが、その前に矢に倒れて大勢の死者が出るので、木慢で守りつつ歩兵を護衛したのです。また木慢には、火矢対策として盾裏に牛皮を張り付けて耐熱能力を高めたものもあります。

 

タイプC:外堀を埋める巨大兵器

炎上する城a(モブ)

 

城と言うと城壁をイメージしますが、実際は城壁の外側に濠を巡らしている事も多々ありました。濠は空濠も水が溜められている時もありますが、この濠と城壁が上手く組み合わされると、攻撃側が城を落とす難易度は何倍にも跳ね上がります。

 

もちろん、巨大兵器にも、城壁の前に濠をなんとかする為のモノが考案されていました。

 

三国志に登場する大型兵器7:填壕車(てんごうしゃ)

三国志の武器 填壕車 法正

 

填壕車(てんごうしゃ)とは、濠を充填(じゅうてん)(埋める)する車という意味で、前面に大きな盾を置いた車輪付きの台車で敵の攻撃を防ぎつつ進み、積み上げた土砂を濠に投げ捨てる兵器です。

 

同年小録(書物・書類)

 

武経総要(ぶけいそうよう)という宋代の軍事書に出てくるようですが、三国志の時代に使われたかどうかは不明です。ただ、投石機に比較しても単純な構造なので、三国志の時代の軍事技術でも十分製造可能でした。

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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