大人気春秋戦国時代漫画キングダム。しかし、最近kawausoはある事実に気が付いてしまいました。それは、同時に将軍に昇格した蒙恬の楽華隊と王賁の玉鳳隊がそれぞれ楽華軍と玉鳳軍に昇格し名称変更したにも関わらず、飛信隊だけが飛信軍になっていない事です。
これには深い意味があるのでしょうか?それともただの記載ミスでしょうか?ちょっと考えてみたいと思います。
この記事の目次
どうして飛信隊は飛信軍にならないのか?ズバリ解答
では今回も、kawausoごときオッサンのめんどくさい雑学なんか真面目に読んでられっか!さっさと結論だけ言えよグズ!とお怒りの読者さんの為にズバリ解答を書きます。
1 | 隊とは元々50名を束ねる部隊名 |
2 | 飛信隊は王騎にもらった名前だから変えない |
3 | 羌瘣+李信の合計が飛信隊、李信単体だと李信軍 |
4 | 飛信隊の名声が轟いているので変えたくない |
5 | 軍よりも隊のほうが数が少なく見え敵を油断させる |
6 | 作者の設定ミス |
7 | 今でも王騎軍の一部だから |
この7つの理由の複数、あるいは1つが飛信隊が飛信軍にならない理由だと思います。
では、以後は、それぞれの理由について少し詳しく見ていきましょう。
飛信隊の規模とは?
私達は飛信隊、飛信隊と言っていますが、そもそも隊とはどの程度の規模を意味するのでしょうか?
諸説ありますが、春秋戦国時代の基準での隊は官の下で火の上、50名の人数を統率する部隊を意味していました。発足当時の飛信隊は百名でしたから、本当は規模で言えば官だったようです。
ただ、隊は同時に特別な仕事に従事する専門チームを意味する言葉でもあるので、王騎に命じられて馮忌を射る矢の役割を与えられた飛信隊は正しく隊であるとも言えます。
飛信隊は王騎に貰った名前だから
飛信隊という名前は、先に述べたように王騎から馮忌を殺害する命令を受けて結成されましたし、ここで馮忌を討った事が李信の初陣の手柄になりました。それだけに李信にとっては思い出深く、将軍にまで昇格した今となっても変えたくない名前になったのではないでしょうか?
飛信隊は羌瘣と李信の混成部隊だから
飛信隊は、玉鳳軍や楽華軍と違い、李信軍と羌瘣軍の混成部隊です。1つの軍隊に2人の指揮官がいるという変則状態なので、これを李信軍とも羌瘣軍とも呼べず、便宜上、飛信隊としているのではないでしょうか?
つまり、もし、羌瘣が飛信隊から分離すると、そこは飛信隊というより李信軍と羌瘣軍として分離するのではないかという事です。
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