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【八王の乱】司馬一族がよってたかって国を壊した世にも不毛な大内乱

2022年4月2日


 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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破竹の勢いで国を破壊する八王

破竹の勢いで呉を攻める杜預

 

時代は遡り、司馬炎が皇帝に即位した頃。晋王朝が新しく開かれ、皇帝となった司馬炎は晋の三国統一を目指し、呉への攻撃を開始しました。

 

普に降参する孫皓

 

この際に晋軍20万という凄まじい数が動員され、彼らは破竹の勢いで呉軍を打ち破り、280年、呉は降伏を選びました。

 

行軍する兵士達a(モブ)

 

この際に動員されたのが20万です。しかしこの20万は呉討伐という国家プロジェクトを成し遂げるための動員であり、正に国を賭けての戦いでした。その数が、八王の乱で二度も動員されているのです。

 

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身内喧嘩で滅ぶ西晋

敗北し倒れている兵士達b(モブ)

 

呉討伐ならば理由があります。しかし八王の乱は何だかんだ言ってしまうと内乱なのです。内輪もめです。それにも関わらずこの大軍を導入し、膨大な被害を出し、勝っても負けても何も得ることはない戦いを繰り広げているのです。これではどれだけの大国でも疲弊してしまうというもの。

 

敗北し倒れている兵士達a(モブ)

 

八王の乱は内乱で国力を疲弊させました。

 

あれだけの群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)の時代を乗り越え、中国統一を果たし、それだけの国家を作り出したにも関わらず、その群雄割拠の時代を終わらしたレベルの兵力を内乱に導入して疲弊して……うーん、国滅んじゃうね!

 

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三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

とは言え、歴史書の戦いでは動員数をやや多めに記すことが多いので、もしかしたらこの20万というのも少しばかり盛られた数値なのかもしれません。しかし全くの兵士を導入しなかったということはないでしょうし、内乱に次ぐ内乱というのも事実です。歴史は繰り返す、と言ってもこのレベルで繰り返されるとは……

センさんが三国志沼にドボン a

 

これには祖、司馬懿(しばい)も苦笑いすらできないと思いますが……今日はこれまで、どぼん!

 

参考文献:晋書列伝第29

 

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佞臣

 

八王の乱

 

 

 

 

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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