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司馬朗の行っていた善政とはどのようなものだったか?

2022年8月24日


 

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司馬朗の行っていた善政とは?

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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司馬朗の善政の結果

ポイント解説をするセン様

 

人を食い殺すような猛獣がいる場所でも、それに親や子供が食べられてしまったとしても、それでも厳しい政治がないならそこに人は住み続ける。言い換えれば猛獣が傍に居るよりも、厳しい政治の方が恐ろしいという世の有様を良く表した言葉でしょう。

 

だからこそ司馬朗の善政とは民にとっては明確な、分かりやすい救いの手でした。そして司馬朗は堂陽の住民たちに深く慕われることとなります。それが分かる逸話があります。

 

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当時、移民が良く行われていました。都の人口を増やすための政策です。ただ住民を移民させられるというのは、それだけ働き手などが足りなくなることも意味していて、困るようなことでもありました。

 

そして司馬朗の治める堂陽が移民させられた後、よりによって堂陽で造船する命令が下りました。働き手が少なくなって司馬朗が苦労している、と聞いた元堂陽の民たちは、夜間にこっそり都を抜け出して造船を手助けしたと言います。何だかおとぎ話に出てきそうなお話ですが、司馬朗が良く民に慕われていたのが分かる話ですね。

 

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さてこのように広く慕われていた司馬朗でしたが、ある時に崔エンから「君の才能は弟の司馬懿に及ぶところではない」と言われましたが、司馬朗はそれに気を悪くすることなく笑って同意して、弟の才能を高く評価したといいます。

 

そして後に弟の司馬懿は兄を思い出して「私は人格者として、兄の司馬朗に及ばなかった」と兄を偲んでいたと言われています。

 

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三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

良く人格者だったと言われる司馬朗ですが、その評価が決して過大評価ではないことが良く分かります。惜しむらくは人格者過ぎて早逝してしまったことでしょうか。もっと彼の統治する様を見てみたかったです。

 

また魏の司馬兄弟、並べてみると中々に面白い関係です。またここに三男の司馬孚(しばふ)まで並べると……もしかしたら司馬懿が間で気まずそうにするかもしれませんね。

 

センさんが三国志沼にドボン b

 

どぼーん。

 

参考文献:魏書司馬朗伝

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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