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西遊記エピソードゼロ!石猿が孫悟空になるまで【後編】

2022年9月3日


 

はじめての三国志_ページネーション

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石猿が孫悟空になるまで

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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何をやっても死なない悟空に天帝がビビる

 

という訳で天界を縦横無尽(じゅうおうむじん)に駆け回り過ぎた孫悟空は処刑されることになります。が、太上老君の金丹や仙桃を食べていた悟空には刃が立たず、火すら効果はありません。そこで太上老君の八卦炉(はっけろ)に押し込んで溶かそうとするも、閉じ込められた悟空は上手いこと逃げ、煙で目をいぶされて赤くなる程度でした。

 

炎上する城a(モブ)

 

そろそろいい頃かな、と開けるや否や元気に悟空が飛び出してきて、更に天界は荒らされ回られるのでしたとさ。

 

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お釈迦様と賭けをする孫悟空

釈迦 仏教

 

ここで天界は悟空は「自らの手には負えない」と察知。という訳で道教から仏教へのヘルプ要請。ここで出てくるのがお釈迦様です。お釈迦様は悟空に「自分から逃げられれば自由にして上げよう」と持ち掛け、悟空は筋斗雲(きんとうん)で凄まじい速さで空をかけました。

 

西遊記 孫悟空

 

さあ釈迦の手の届かない所に来たぞ、おやあれは見たことのない山だなぁ、そうだアレに斉天大聖の名を記そう……とすると、びっくり、その山は何とお釈迦様の手の指だったのです。

 

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釈迦の手の平でモンキーダンスし五行山に封じられる悟空

 

お釈迦様の掌の上で踊っていただけの悟空は、そのまま五行山(ごぎょうさん)に封印されました。それから五百年、五行山にて封印され続けていた悟空に、救済がもたらされます。それは三蔵法師のお供として、天竺に行くこと。

 

西遊記

 

こうして三蔵法師から孫行者と呼ばれ、孫悟空は旅をします。苦難の旅の果てに天竺から経典を持ち帰った功績を認められ、彼は仏となり、闘戦勝仏(とうせんしょうぶつ)と呼ばれることになったのでした。こうして石猿の、仏に至るまでの旅が記されたものが「西遊記」となったのです。

 

西遊記は実話が元だった!

西遊記
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三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

さて、西遊記、小さな石猿が孫悟空となって三蔵法師と出会うまでの道のりをざっくりとご紹介してみました。西遊記のお話自体はここからが本番で、ここから長い苦難の旅が始まります。とは言え、孫悟空が旅をする前のお話も、ストーリーとして十分に読み応えがあるものです。

 

個人的にはここまでの話も大好きなので、ちょっとご紹介させて頂きました。皆さんもこの機会に、西遊記をもう一度楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

センさんのとぷんver2

 

ざぶーん。

 

参考文献:西遊記

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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