西遊記エピソードゼロ!石猿が孫悟空になるまで【後編】

2022年9月3日


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むかーしむかしのそのまた昔。一つの仙石が産んだ卵、そこから孵ったのはあの孫悟空(そんごくう)。彼は叡智と勇気で猿たちの王となり、そうして仙人様から多くの仙術を学びました。ですが(おご)り高ぶった孫悟空は破門され、国に帰ります。

 

そこで外敵に対抗すべく軍団を作り上げ、ついでとばかりに奪った武器防具で超武装。鬼に金棒と上手な使い方まで与えてしまったかのような孫悟空、彼に忍び寄る敵とは?

 

孫悟空だけの西遊記ストーリー部分、後編になります。

 

 

閻魔から閻魔帳を奪い寿命が無限に

西遊記 閻魔大王

 

なんと、悟空は寿命が尽きたので魂が冥府に連れていかれてしまったのでした。だけど悟空はそんなはずはあるもんか!と冥府役人に抗議!閻魔帳にある寿命を塗り潰して、ついでに仲間の寿命も塗り潰し!

 

冥府十王たちもボコボコにされて許して下さいもう帰って下さいとなり、意気揚々と帰還してきたのです。もはや寿命すらも敵ではなくなった孫悟空、彼の活躍はこれからだ!(それはそう)

 

孫悟空誕生秘話前編

西遊記エピソードゼロ!石猿が孫悟空になるまで【前編】

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西遊記

 

 

天界から逃げ戻り斉天大聖と自称する

 

ここでやっと悟空のヤバさに気付いた天界。そこでまずは懐柔策として、悟空に役職を与えて悦ばせます。

 

この時に与えた役職が弼馬温(ひっぱおん)という、馬の世話係でした。ただしこの役職は悟空の期待に反して身分が低い役職と知った悟空。すぐさまそのお役目を放り出して逃走。そして地上に戻った彼は「斉天大聖(せいてんたいせい)」、自らを「天にも等しい大聖人」と名乗ってしまうのでした。

 

インドと中国の猿対決

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天界で暴れ回り地上に逃亡

西遊記 孫悟空

 

天帝(てんてい)様はこれに封神演義(ほうしんえんぎ)でも名前が出てくる??太子(なたたいし)やら恵岸行者(えがんぎょうじゃ)やら托塔李天(たくとうりてんのう)やらのそうそうたる討伐軍を差し向けるも、彼らでも斉天大聖はどうにもならず。

 

という訳で新しい官職として「斉天大聖」が認められ、暇な悟空には蟠桃園(ばんとうえ)の管理が任さられました。が、悟空はこの蟠桃園の熟した仙桃(せんとう)を食い尽くし、用意された宴会のご馳走も食べつくし、果てには太上老君(たいじょうろうくん)金丹(きんたん)まで頂いて、ご馳走様、とばかりに逃走したのでした。

 

こいつあ天帝様もガッデムというもんです。

 

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三国志とりかへばや物語

 

 

72人の魔王を率いて天界とハルマゲドンを開始

 

さあ悟空が率いる妖怪たちと、天界のそうそうたるメンバー大集合しての戦いの始まりです。天界側は悟空以外は捕らえるものの、やはり悟空が強すぎて話にならない。

 

西遊記 観音菩薩

 

そこで恵岸行者(えがんぎょうじゃ)の師、観世音菩薩様の推薦で二郎真君(じろうしんくん)投入。二郎真君と梅山六兄弟は悟空を追い詰め、止めに太上老君の投擲(とうてき)で何とか悟空を捕まえることに成功しました。

 

 

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両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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