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キングダム734話推測「桓騎のモデル、ヴラド3世」
残酷な殺戮方法で多数の相手を怖気づかせるのは、桓騎ばかりではなくドラキュラ伯爵のモデルとされる15世紀のワラキア国王ヴラド3世もやっています。
ヴラド3世はオスマン帝国の重すぎる課税を拒否し、その後攻め込んできたオスマン軍の先兵2万人に小数で奇襲をかけて打ち破ると、死なない程度に鈍く研いだ杭を肛門から突き刺し、口から通すという残酷な処刑法を採用します。
この串刺し刑をヴラドは国内で度々やっていたようで、ヴラド3世の異名「ツェペシュ」とは「串刺し公」という意味でした。
ヴラド3世は、こうして串刺しにした2万人のオスマン兵を沿道に立てて置きます。後で本隊を率いたオスマン皇帝、メフメト2世は沿道に並ぶ串刺しの兵を見て衝撃を受け、さらに軍隊内で疫病も流行した事から遠征を中止して退却しました。
このヴラド3世も善戦空しく最後は小数のワラキア軍のみでオスマンの大軍と戦い敗れて死ぬなど、桓騎の運命と重なる所があります。
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キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
桓騎は冷血なようですが、本当に弱く虐げられた人間の前では正義感を爆発させるタイプのようです。
砂鬼一家の面々は生まれてからも野盗に身を落としてからも、奪う側になれず、ひたすらに奪われる側であり、しかもそれを「弱者を守る」のに仕方ないと諦め被害者であり続ける権力者にとって都合のよい存在です。
しかし、その欺瞞と哀しさが桓騎の正義感に火をつけたのでしょうね。
前回記事:キングダム733話ネタバレ桓騎少年時代編スタート!「奪われた者」レビュー考察
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