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曹叡の後宮作りは後継者問題に焦っていたから?

2022年11月13日


 

はじめての三国志_ページネーション

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曹叡の後宮作りについて

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ちゃんと理由があるよ!(きっと)(たぶん)(maybe)

曹叡から寵愛を受ける秦朗

 

ここで考えられる理由ですが、恐らく「曹叡の後継者問題」があるのではないかと思われます。曹叡には皇后もいて、子供も幾人かいたのですが、ほぼ早逝しています。男子に関しては全滅です。そして当時の曹叡は30代半ば、言ってしまうと「今から子を作っても間に合う」年齢です。

 

このため大慌てで大量の妻候補(ただし美女に限る)を集め、何とか後継者を増やそうとしたのではないかと思うのです。つまりとんでもない政策に見えて、きちんと「外敵は排除したから今の内に子作りたくさんしておきます!」という皇帝的な意味のある政策だったのですね!

 

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曹叡による政策の結果はどうなった?

美女を集めた曹叡

 

まあそんな曹叡は36歳で崩御するのですが(無慈悲)。要するに目的に対して結果は出ないまま、ただ訳の分からない政策に、美女を集めたという結果だけが残り、更には後継者問題もまるで解決しなかった……となってしまったのではないかと思います。

 

三国志を楽しく語るライターセン様

 

もしここで曹叡が亡くならずに後継者問題も解消して、更に魏王朝の時代が続いていたら。もしかしたらもしかしてだけど、後世では「無理やりだけどまあ子供残せて良かったね」という政策になっていた……かもしれない、と思った筆者でした。

 

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三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

曹丕(そうひ)も曹丕で早逝ですが、その息子は更に輪をかけたように早逝してしまう曹家。年齢が判明していないのでやや判断が付きにくいですが、曹丕と一緒に育てられて、曹丕と没年が数年しか変わらない曹真も早逝の可能性がありますね。

 

憤死する麋竺(モブ)

 

彼らの内、一人、欲を言うと二人長生きすれば、その後は変わったかもしれません。そう考えると司馬一族の長寿は、次代を継ぐに相応しかったかもしれませんね。

 

センさんが三国志沼にドボン a

 

どぼん。

 

参考:三国志魏書明帝記 晋書宣帝記 資治通鑑魏記

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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