曹叡の後宮作りは後継者問題に焦っていたから?

2022年11月13日


 

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曹叡

 

()の二代目皇帝である、明帝(めいてい)曹叡(そうえい)

 

司馬懿と曹叡

 

即位した直後は(しょく)()に内乱と対応していき、司馬懿(しばい)陳羣(ちんぐん)など優秀な人材たちのサポートもあって、良く魏を治めている人物だった……のですが。

 

美女を集めた曹叡

 

それが治まると大きな宮殿を建てたり、各地から美女を集めたりしておいおい色ボケでも始まっちゃったか?とう間に亡くなり、幼帝を立てて崩御……という結末を迎えてしまった皇帝

 

歩練師(女性)

 

だけどもしかして、その美女大集合にも意味はあった!……かもしれない、というのが今回の注目点になります。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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即位後はやる気を見せていた曹叡

曹叡に蜀を征伐することの必要性を説く曹真

 

曹叡は即位後、蜀に呉にと対応を迫られます。そこで蜀には曹真(そうしん)、曹真亡き後は司馬懿(しばい)。呉には合肥(がっぴ)満寵(まんちょう)に当たらせ、公孫淵(こうそんえん)の反乱には司馬懿を派遣するなど、後世から見ても適材適所な人材派遣手腕を見せてくれますね。

 

過労死する諸葛孔明

 

しかし何度も何度も北上してくる諸葛亮(しょかつりょう)五丈原(ごじょうげん)で亡くなると途端に戦への意欲を失って……というのは、資治通鑑でも非難されている通りです。

 

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曹叡による宮殿の造営に関して

曹叡

 

曹叡のやった政策の一つに、宮殿の度重なる造営というものがあります。これによって魏の財政が圧迫され、しかもこれに人員が裂かれることで農業や戦ができなくなる、というのが問題点とされています。

 

村人(農民)

 

ですがこれに関してはそもそも以前から行われており、農民たちへの公共事業だったのではないか、という見方もあるのも事実です。ただ、この事業に関して陳羣らが事業を縮小させたとも言われているので、やはり国の財政を圧迫していた一面もあるのではないかと思われます。

 

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曹叡の政策:兵力確保

曹叡

 

さて、曹叡のやった政策でかなり問題があると思われるのが、結婚奨励です。これは「兵士の家同士の結婚を奨励するもの」で、兵士の家が結婚をして後継者を増やすことで、後の兵士の確保をできるようにする、つまりは兵力の確保をするため、と言われているものです。

 

まあここだけ抜き出してみると、そんなに悪くないのではないか、と思うかもしれません。ここに付随させた規則がよろしくなかったようで……。

 

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未婚の兵士と再婚させた曹叡の政策

青州兵(兵士)

 

兵士の家同士と言っても、男女が必ず一定で夫婦になれる数いる、なんてことは当然ありませんでした。なので「兵士の家以外に嫁いでいる女性を召し上げ、未婚の兵士と再婚させる」ようにしたのです。

 

当たり前ですがとんでもないことです、誰だって奥さんを奪われたくないでしょう。そこで出てきたのが「奴隷を代わりに差し出してもいいよ」という更にとんでもない規則です。

 

三国志時代の牢獄

 

これによってお金のある家は妻の代わりの奴隷を買う、貧乏な家では金のために妻や娘を差し出す……という悪い冗談のような事態が横行してしまったのでした。

 

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兵士の家以外に嫁いでいる女性を召し上げる

曹叡

 

さてここまでで既にとんでもない政策になっていますが、この政策についてもう一点、付け加えられたものがあります。前述した政策に「兵士の家以外に嫁いでいる女性を召し上げる」というものがありましたね。

 

ここに更に加えられた一文が「召し上げた者の家で、容姿の良い者は後宮に入れる」というものがあるのです。つまり美女は自分の妻の一人に向かえちゃうぞ!ってことですね!

 

何でそうなった!!

 

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両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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