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三国志では王朝、皇室が良く出てきます。まあこれは当然と言えば当然であり、この王朝が変化するのが一つの物語とも言えるでしょうね。そこで今回はエンペラー……ではなく、もっとファンタジックメルヘンに?
「漢のプリンスと言えば?」を皆さんにアンケートしてみました。エンペラーではなく、プリンス。このイメージに当てはまる人物は、どんな人になるでしょう?
劉虞
「血筋と位で言うなら、劉虞が相応しそうですね」
引用元:はじめての三国志TV
コメントでは劉備に投票して下さったようですが、こちらでご紹介させて頂きます。劉虞は劉性からも想像できるように、光武帝の末裔に当たる人物です。また祖父も父も漢王朝できちんと大役を任せられている所を考えると……劉備よりは血筋の正当性を感じる、かな?
本人は清廉潔白な人物で、民衆や異民族からも慕われ好かれていたのですが、公孫瓚に関わったのが運の尽き。しかしその劉虞を殺してしまったこともまた、公孫瓚の命運を尽きさせることとなったのです。
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劉備
「何を持ってプリンスというかは不明ですが、この中だと劉備だけではないかなぁ」
引用元:はじめての三国志TV
さて劉備では、推す方もいればイメージとは違うんじゃないかなぁ、という方も見受けられたのが面白い所でした。劉備はプリンスというよりはエンペラーになってしまった人物でもあり、幼い頃は父親がいないためにどちらかというと苦労を重ねた人物。
そうなると、プリンスなのかどうなのかはちょっと意見が分かれるところかもしれませんね。また劉備以上に、その息子である劉禅を推す声も多く、確かにプリンスというなら劉禅の方が近いイメージなのは納得でした。
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劉曄
「劉曄。血筋だけなら、そんじゃそこらの劉姓よりも上(の筈)」
引用元:はじめての三国志TV
劉曄は光武帝の庶子の子孫に当たる人物ですね。庶子の、とは言っても漢王朝の血筋でもあるのですが、本人はあくまで魏の臣下として仕えました。
その才能は高く、陳寿先生が程昱や郭嘉に並ぶ才能と知略に優れた人物、と評価した人物です。ただ「漢の人物」でもある劉曄は、魏の国では立場を弁えて過ごし、人付き合いもほとんどしなかったと言います。面白いことに呉の魯粛とは親友であったそうで、もっと注目されて欲しい人物でもありますね。
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劉繇
さて劉繇にはコメントは見受けられませんでした。皆さんもご存知、劉繇は高祖・劉邦の孫である斉孝王・劉将閭の子孫である、由緒正しき高貴な血筋のお方。祖父や父、伯父も後漢の時代に優秀な人物として名を挙げていたこともあり、劉繇自身も優秀な人物として有名で……した。
しかし残念ながら、袁術と敵対したことで最終的に孫策に倒されてしまう運命が回ってきます。どちらかというと「太史慈の元上司」というイメージで固まってしまっている、ある意味三国志の割を喰った人物ではないでしょうか。
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その他
「献帝陛下」
「献帝劉協に1票を!」
引用元:はじめての三国志TV
その他では色々と名前が挙がっていましたが、今回は献帝陛下をピックアップしてみました。皆様ご存知、献帝陛下は後漢最後の皇帝でもあります。しかしその立場から董卓から曹操まで、色々な人物に利用され、幼い頃から苦労していた人物です。
特にその苦労と心痛っぷりは、三国志演義ではより一層深いものとなっています。確かにプリンス、という点では、間違いなくプリンスであり、エンペラーでもある人物ですね。
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三国志ライター センのつぶやき
今回は三国志でのプリンスをアンケートしてみました。今回は紹介しきれませんでしたが、他にも色々な人物の名前が挙がっていて中々に面白いものであったと思います。しかし三国志となるとどうしても後漢末期でもあるので、どの人物もかなりご苦労なさっている……のは、次代を象徴しているようでした。
ですがこれ以外にも、敢えて魏の、呉のプリンス(イメージ)を聞いてみるのも面白いかもしれませんね。これからもはじ三をよろしくおねがいします。どぼん。
引用元:はじめての三国志TV
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