(画像引用元:キングダム公式サイト)
キングダム561話では、合従軍編以来登場せず「あの人は今」状態だった
武神龐煖が実に久しぶりに登場しました。
しかも、名目上でも趙の総大将だった以前とは違い、また先祖返りして
山の中で雄たけびを挙げるという強烈なインパクトでの登場です。
岳嬰を一刀で倒した信の中の王騎のオーラに反応して目を醒ました龐煖、
今後、朱海平原の戦いにどのように絡むのでしょうか?
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前回記事:キングダム561話、龐煖が登場!「一刀の衝撃」ネタバレ&レビュー
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この記事の目次
人間ではない・・趙の兵も秦の兵もブッタ斬るキラー龐煖
前回は王騎との再戦を餌に李牧に釣られていた龐煖ですが、
どうやら今回は趙とは無関係のようです。
という事は、いつものように、強い者を倒して
自分の最強を証明するという本能のままに、
ひたすらに趙兵も秦兵もブッタ斬り、
最短距離で信の前に出現する事が考えられます。
現在、趙峩龍と岳嬰軍の追撃に遭遇している飛信隊ですが、
戦場に龐煖が出現する事で、周辺では大殺戮が繰り広げられ、
戦線は大混乱する事が予想されます。
つまり、龐煖の出現で飛信隊は退却が容易になると思います。
龐煖は信に討たれる!その象徴的な意味とは?
龐煖のターゲットロックオンは、絶対に外れないので信との闘いは回避不能です。
すでに王騎の矛を自在に操れる信は、天下の大将軍の武勇を得ているので
これまでのように力負けする事は決して無いでしょう。
そして、紆余曲折はあると思いますが信により龐煖は討たれます。
根拠は紀元前236年を境に龐煖の記述は史料から途絶えるからです。
龐煖が討たれるのは、コミックス16巻で王騎が龐煖に討たれる意趣返しで
古き六大将軍の時代から、新しい六大将軍の時代への幕開けになります。
—熱き『キングダム』の原点がココに—
朱海平原の戦いの意味
朱海平原の戦い自体は何を意味するのでしょうか?
それは、ズバリ新世代の台頭と旧世代への鎮魂歌です。
旧世代の象徴とは、古き武神である龐煖であり、
旧三大天、藺相如の武を担当していた堯雲や趙峩龍でしょう。
それは同時に、戦国七雄の時代を維持したい李牧と、
中華を統一したい秦王政や信との新旧の対立なのです。
史実でも、この戦いは王翦の活躍で勝利する事が決まっていますが
キングダムは、それに新旧交代の意図を含めています。
この戦いで龐煖は滅び堯雲も趙峩龍も滅び、
伝説の時代は終わりを告げて、王賁、信、蒙恬のような
覚醒した新世代の時代が始まるのです。
李牧や馬南慈は新世代として秦に立ち塞がる
キングダムでは王騎の死と入れ替わるようにメジャーになった李牧ですが
史実では、大きな戦果を挙げるのは紀元前233年に桓騎を討つのが
大きな戦果の手始めです。
従って、李牧も馬南慈も、堯雲や趙峩龍と共に滅ぶ事はないと思います。
生き残り、趙の巻き返しを図っていく事になるでしょう。
ここでの敗北を最期にオフ王、悼襄王は病死するので、
新しく即位した幽繆王が趙を立て直す為に李牧を引き立てていき、
全権を任せる事になると考えられます。
やりたい放題に見える李牧ですが、実はオフ王とは、上手くいかず
片手を縛られているような状態でした。
本当は、邯鄲の王都軍を動員できれば秦を蹴散らすのは簡単だったのです。
ここで障害になるオフ王が除かれれば、李牧の権力はいよいよ盤石となり
秦王政と信に取って、これまで以上に脅威となるでしょう。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
龐煖の勝利は万に一つもありませんが、狂犬のように強さを求めた男は
信との戦いで何も得る事なく、秦への恨みつらみで精神を病んでいった
万極のように死んで行くのでしょうか?
それとも、殺される刹那に何かを掴んで天に還るのか・・
また、龐煖を斬る事で、信の心境にはどんな変化が生じるのか?
岳嬰を斬る刹那出現した王騎の幻影を考えても興味深いです。
カッコいいイケメン将軍に変貌するかも・・
まあ、今後も信には大失敗があるので、それはないでしょうが・・
とにかくも、龐煖と信の一騎打ちが楽しみですね。
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