大人気春秋戦国時代漫画キングダム。
休載SPの2回目は羌瘣の後輩の話題から少し離れようと思います。
最近、魏の呉鳳明の口から李牧が司馬尚と組んで良からぬ事を企んでいる事が蒙武や蒙毅、騰に告げられました。そして秦は李牧には勝てない、お前達は趙に敗れるだろうとも予言し、3年の期間限定の同盟は魏を強くするだけで秦にメリットはないと言い切ります。
ではでは、今、李牧と司馬尚は、何をしているのでしょうか?
この記事の目次
キングダム664話休載SPvol2「力を貯える司馬尚&李牧」
邯鄲攻防戦は、一進一退の状況ですが、この点について確実に言える事があります。内戦状態である趙ですが、郭開も幽繆王も、李牧と司馬尚を殺す為の兵力の派遣は難しいだろうという事です。
この点は、秦が現在、邯鄲を攻める事で李牧や司馬尚が命拾いしている点です。もし、秦軍が邯鄲攻略に見切りをつけてしまえば、今頃、李牧も司馬尚も王都軍に包囲されて、戦死していた事でしょう。
キングダム664話休載SPvol2「邯鄲が窮地に陥る」
李牧と司馬尚にとって幸運なのは、それに加えて玉鳳軍や楽華軍が力を増している事です。趙がいかに予備兵力を繰り出しても、それらは、王賁や蒙恬の部隊に食いつくされて、戦況を動かすには至らないからです。
そして、邯鄲が手持ちの兵力を減らしていくだけ、青歌の司馬尚や李牧の兵力が比重を重くしていくのは避けられない事でしょう。
キングダム664話休載SPvol2「パワーバランス崩壊」
ここまでの邯鄲攻めを見ていると、最初は膠着状態であったものが、什虎攻めの後に、玉鳳軍に亜花錦が加入、楽華軍に愛閃が加入してやはりパワー面が強化されて、この2軍については、趙軍を押し返しているという描写がされています。
ただ、飛信隊だけが松左と羌瘣が抜けた穴が大きく、逆に趙軍に押し込まれていますが、ここに羌礼が加入する事で、押し返す事が可能になりそうです。
いずれも万単位の兵力を擁する飛信隊、楽華軍、玉鳳隊が同時に攻勢に出た場合、これは漫画的には、趙軍の陣営に穴が開くと表現されるのではないでしょうか?
それはつまり、均衡を保っていたパワーバランスの崩壊です。
キングダム664話休載SPvol2「邯鄲包囲の危機」
そして同時に、魏の領内から黄河を利用した渡河作戦が行われ、魏との戦いが手打ちになった騰が、軍勢を率いて軍師寿胡王を伴い邯鄲の背後に回り込む。こうして、邯鄲を挟む形で、秦軍が攻勢をかけると郭開はいよいよピンチになります。
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