封神演義(ほうしんえんぎ)って何?殷末の武将たちの戦いをもとに書かれた小説


はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし

封神演義(前田慶治) ゆるい

 

三国志演義』は、後漢末の武将たちの戦いをもとに書かれた話ですが、『封神演義(ほうしんえんぎ)』は、殷末の武将たちの戦いをもとに書かれた話です。

 

とうにご存知の方も、また、『三国志』と同じように、歴史を下敷きとした面白い小説ならば、ぜひ読んでみようと思われる方もいらっしゃるかと思います。

そこで、『封神演義』の内容について、触れてみたいと思います。


殷末の武将たちの戦いをもとに書かれた『封神演義』

封神演技 三国志

『封神演義』とは?

 

明時代に書かれた小説で、『封神榜』と言われることもあります。殷末の暗君紂王と妃の妲己により乱れた殷王朝を倒すべく、姜子牙こと太公望が戦う話です。この説明ですと、『三国志演義』と似た雰囲気かと思われがちですが、決定的に違うところがあります。『封神演義』は、殷末の易姓革命を舞台にしてはいますが、太公望の目的は殷王朝を倒すことでも、中国を統一することでもありません。

 

仙界の天帝から命じられて、「封神の儀式」を行うことが目的です。封神とは、平たく言えば、たくさんの人を殺して神に捧げること。殷末の混乱を、「ちょうどいいから利用してくれ」と神さまから頼まれたのです。また、登場する人物も、仙人、道士、妖怪などがメインです。非常にファンタジー色の強い作品となっています。


そのほかにもある、中国の小説

水滸伝

 

中国には「四大名著」と呼ばれる4つの小説があります。ひとつはご存知『三国志演義』です。残りの3つを挙げてみましょう。

 

・『水滸伝』

・『西遊記』

・『紅楼夢』

 

Traum-der-roten-Kammer

(photo by wikipedia 紅楼夢 )

 

『紅楼夢』の代わりに、明代のエロティックな長編小説『金瓶梅』を挙げる方もいますが、その場合は「四大奇書」というのが一般的です。残念ながら前述の『封神演義』は入っていません。

 

『水滸伝』は、北宋時代に起こった反乱をもとにした小説です。梁山泊に集まった豪傑たちが、乱れた国政に対して戦いを挑む話です。『南総里見八犬伝』の作者、滝沢馬琴が心酔していた話としても有名です。

 

西遊記 三国志

 

『西遊記』は、唐時代の三蔵玄奘の仏典を求める旅を、さるの孫悟空らが供をして活躍する話です。日本人にもとてもなじみの深い小説だと思います。『紅楼夢』は、清時代に書かれた小説で、上流階級の生活とその没落が描かれた話で、登場人物の感情がこれまでの小説よりいっそう細やかにあらわされています。他の3作品とは雰囲気がかなり違う上、日本ではあまりなじみがありません。

 

関連記事:初めてでも大丈夫!楽しい正史 三国志の読み方

関連記事:山海経(せんがいきょう)って何?|中国古代の神話世界

関連記事:三国志の二次小説が江戸時代に書かれていた

 

関連記事

  1. 李豊
  2. 元服をしているシーン(日本人)
  3. 夏侯惇
  4. はじめての三国志 画像準備中
  5. 皇帝に就任した曹丕

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

3冊同時発売

“カレンダーの世界史"

“鉄と日本の二千年史"

“ながら三国志音声コンテンツ"

“if三国志"

PAGE TOP