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公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その1




公孫瓚

 

白馬将軍、公孫瓚(こうそんさん)

 

このあだ名の響き……素敵すぎて、ご飯が三杯くらい進みますね!

白馬に乗るのはイケメンに限る!

 

きっと、どこかにそういう法則はあるはずです。

 

……ただし、三国志の場合は白馬<赤兎馬ですが。




雨を降らせる……?

劉ぐ

 

さて、公孫瓚といえば、気になることがあります。

公孫瓚は、ライバルである幽州牧の劉虞(りゅうぐ)を捕らえると、

市中引き回しの上、

「おまえは皇帝になれるんだろう?

それなら、雨くらい降らせてみろよ」

と、無茶なことを言いつけます。

 

結局、真夏に雨は降らず、それを理由に斬り殺してしまうのです。

 

そんなの、ありなのでしょうか。

古代の三皇五帝時代ならともかく、漢王朝は、劉邦というヒトが

建てた王朝なので、皇帝はヒトです。

どうして雨を降らせなくてはならないのでしょう?

 

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瑞兆があちらこちらに現れるのは人為的?

photo credit: eclipse luna via photopin (license)

photo credit: eclipse luna via photopin (license)

 

中国史を見ていて興味深いと思うのは、「瑞兆」と呼ばれる

不思議な現象が、歴史書に堂々と記載されていることです。

 

たとえば、ドコドコに麒麟が現れた!とか、

甘露の雨が降った!とか

ふたつの太陽を見た!とか。

 

いやそれ、デマですよね……?

歴史書に書くことではないのでは?と思わず言いたくなる

怪奇現象が、普通に記されています。

黄河が氾濫したとか、ほうき星が現れたとか、地震があったとか

そういう自然現象と同系列なのです。

 

そして、その現象は、なにかの前触れであり、

特に政治的に大きな変革があるときに使われるのです。

 

さて、そんなわけで、公孫瓚に話を戻します。

公孫瓚は、劉虞に「雨を降らせてみろ」と言いました。

 

この背景には、董卓(とうたく)がバックについている献帝を廃して、

劉虞を皇帝に立てようという動きがあり、

そういう人たちが、

 

「星の動きがおかしい」

「劉虞が皇帝になると書かれた玉璽を見つけた」

「ふたつの太陽を見た」

 

など、瑞兆が現れたと言い出したのです。

ものすごく……人為的なにおいがします。

 

しかし、こういう瑞兆を、信じてしまうのが民衆なのです。

特に劉虞は民からの人望が高い人でした。

 

そこで公孫瓚は

「みんな見てみろよ。あいつ、ただの人間だぜ」

と、瑞兆を跳ね返すことで、民に知らしめたかったのです。

 

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次回記事:公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その2



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この記事を書いた人:東方明珠

キリン(東方明珠氏)はじめての三国志

こんにちは。とうほう めいしゅです。

中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。

もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。

当時はゲームセンターに通いつめました!

まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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