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この記事の目次
秦の宰相に成り上がった呂不韋
子楚の子である政が秦王になると、呂不韋は丞相として絶大な権限を手にします。かつて愛人だった芸姑=現在の太后との不義密通も続いていました。
嫪毐(ろうあい)という男を後宮を送り込む
しかし、さすがに身の危険を感じ始めた呂不韋は、根が淫乱だった太后に嫪毐(ろうあい)という男を紹介、宦官であると偽って後宮へと送り込みました。嫪毐は太后の寵愛を受け、呂不韋に続く権力を得ますが、太后との不義密通がバレて謀反を起こそうとします。結局彼は政に討伐されてしまいます。
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呂不韋は最期どうなるの?
嫪毐の謀反の罪は彼を後宮に入れた呂不韋にも波及、その罪に連座させられます。この時は、これまでの功績を考慮した政によって丞相の職からの罷免と蟄居で済まされますが、後に叛乱を疑われて流刑となり、呂不韋は己の末路を悟って服毒自殺しました。
商才には長けていた呂不韋?
もともと商人の出である呂不韋はおそらく商才に長けていたのでしょう。ビジネスチャンスを見逃さない商人である呂不韋にとって、諸子百家の思想もまた、便利な商売道具に過ぎなかったのかもしれませんね。
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