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関羽、黄河を渡ろうと滑州(かつしゅう)に移動する。
関羽は、「劉備に再会するには、黄河を渡る必要がある」と考えて、
滎陽よりもさらに北にある滑州(かつしゅう)に移動します。
ここで、関羽は船を物色中に、パトロールに来た秦琪(しんき)に怪しまれ
これを斬殺して難を逃れます。
関羽、汝南で山賊していた張飛(ちょうひ)に再会、だけど
ここで、黄河を渡ろうとした関羽に汝南で山賊をしている張飛(ちょうひ)の消息がもたらされます。
すると関羽は、秦琪を斬ってまで確保した船を放棄して、汝南に向かいます。
でもね、汝南って、関羽が最初に出発した許昌の南で135キロしかないのです。
だったら、最初から汝南に向かえば、魏将の5人は死ななくて済んだ
という事にならないでしょうか???
もちろん関羽の千里行は三国志演義だけのフィクションですが、
どうしてこんな恐ろしく無駄な動きを関羽にとらせたのか謎ですね。
三国志ライターkawausoの独り言
方向感覚もなく闇雲に走り回り、行く先々で邪魔をする(と関羽には見える)
魏将を斬殺してゆく関羽、しかも確かな方向感覚がないので、
その大半が方向転換の度に無意味に殺されていく。
この視点から見ると被害者は、魏の守将達だったと言えるかも知れません。
今日も三国志の話題をご馳走様でした。
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