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なんで関羽の顔は赤いの?京劇が関係している?

この記事の所要時間: 547

関帝廟 関羽

 

関羽(かんう)の外観上の特徴と言えば、真っ赤な顔と長いヒゲです。

 

桃園の義兄弟をビジュアル化したイラストや映像を見ると、

劉備(りゅうび)張飛(ちょうひ)のイメージは描く人によって結構幅がありますが、

関羽だけはほとんどブレがない。

 

真っ赤な顔に長いヒゲ、そして緑色の着物。

どんなイラストを見ても、ほぼそのイメージは一致しています。

 

あ、関羽を女性キャラ化した某コミックは?

……というツッコミは無しの方向で(自爆

 

それにしても……。

関羽の顔はどうして真っ赤っ赤、なんでしょうか?

オサルノカオモマッカッカ……。

 

 

もとネタは『三国志演義』

ロボ 関羽

 

三国志演義』に、関羽の容姿を描写した一文があります。

 

『身の丈九尺、髯の長さ二尺

顔色は熟した棗の如く、唇は朱をぬったよう、

声はわれ鐘の如く切れ長の目、太く濃い眉』

 

身長 217.8cm

ヒゲの長さ 48.4cm

熟したナツメのような顔色で唇は朱色

割れた鐘のように響く大声で、切れ長の目と太くて濃い眉毛

 

ここでの身長とヒゲの長さは三国時代の一尺=24.2cmを元に計算しています。

『三国志演義』の元ネタとなる『三国志平話』は宋の時代に成立した読み物ですから、

長さの単位も宋の時代に合わせるべきかな、とも思えるのですが、

それだといささかおかしなことになってしまいます。

 

宋の時代の一尺は現代の単位にして31.2cmであったとされています。

これを元に「九尺」あった身長を換算すると、280.2cm!!

これは現代でもちょっと考えられない身長です。

まさに、巨人!!

 

え、別におかしくないんじゃないかって?

どうせフィクションなんだから、大げさに語られてもいいんじゃないか?

 

……まあ、確かにそれも一理あるんですが。

しかし、他の登場人物の描写を見ても、宋代の単位を基準に考えるのは不自然なんですよ。

 

関連記事:悲しみの巨人、兀突骨(ごつとつこつ)は実在してた?

関連記事:三国志平話って何?三国志演義の元ネタ

 

曹操の身長だと分かりやすい

曹操 弱点 蟻

 

わかりやすいのが曹操(そうそう)です。

演義では曹操のことは「身の丈七尺」と表記されてるんですが、

宋代の尺で計算すると、身長218.4cmもあったことになってしまうんです。

身長約2m20cmとは、現代でも相当の大柄、

バスケットボールの選手並みです。でかいですよね?

 

曹操は一般的に「短身痩躯」(チビでヤセッポチ)というイメージで語られているのは

みなさんご存知の通り。それを考えるとやっぱりおかしいんですよ。

 

三国時代の尺で換算すれば曹操の身長は169.4cm。

まあ、現代でもそこまで極端に小さいわけじゃないですが、

戦場を駆ける武将の身長としては、十分小柄なイメージにおさまります。

 

ということで、『三国志演義』劇中における「尺」は三国時代基準であることに決定!!

 

関連記事:曹操には弱点はないの?

 

関羽の真っ赤な顔は何色?

夏目 wiki

 

閑話休題(と書いて、それはさておき、と読む)

 

……って、話がだいぶ逸れてしまいました。(自爆

ここで重要なのは、身長の話ではなく、関羽の顔の色に関する描写でしたね。

 

……コホン。

それでは話を戻しまして、関羽の顔の色についてのお話。

 

「熟した棗色」

 

棗(なつめ)……現代の日本ではあまり馴染みのない果物ですね。

棗は英語で「Chinese Date」と呼ばれます。

Dateとは、デーツ=ナツメヤシのこと。

つまり、棗とは中国デーツ、ということですね。

 

 

赤い、というよりは赤黒い、といったところでしょうか?

 

ちなみに、『熟した棗』の表記は原文では『重棗』と書かれているのですが、

これには「熟した棗」という訳の他に『いぶした棗』という訳も存在しています。

いぶした=燻製にされた棗、ということでしょうか。

 

いずれにせよ『真っ赤』より『赤黒い』といった方がイメージに近いことは確かです。

 

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