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【岳飛が熱い】「尽忠報国」と背中に彫った救国の英雄・岳飛(がくひ)Part.1

この記事の所要時間: 712




岳飛

 

【神になった名将対決】で関羽(かんう)に見事勝利を果たした岳飛(がくひ)

この対決の勝者には特集記事を書く約束をしておりましたので、

岳飛の記事を特集で書きたいと思います。

岳飛は非常に注目されている存在です。

北方謙三先生も岳飛を主人公とした「岳飛伝」を書いておられます。

さらに昨年ですが衛星放送で総制作費数十億を使って、

作られた中国の大河ドラマでも岳飛を取り上げており、

今非常に人気を集め注目されている人物である岳飛の生涯をご紹介します

 

特集記事:【神になった名将対決】劉備三兄弟の一人関羽VS救国の英雄・岳飛 Part.1

特集記事:【神になった名将対決】劉備三兄弟の一人関羽VS救国の英雄・岳飛 Part.2

特集記事:【神になった名将対決】劉備三兄弟の一人関羽VS救国の英雄・岳飛 Part.3【完】




幼少期から武術に励む

 

 

岳飛は相州湯陰出身の人です。

彼は幼少期に父を亡くし、母親に育てられます。

亡き父から、武芸の手ほどきを受け、父の死後も自分の武を磨き続け、

書物を一生懸命に読み、教養を身に着け、文武に秀でた青年に成長します。

しかし彼の一生を運命づける大事件が発生します。




女真の台頭

阿骨打 wiki

(画像引用元:阿骨打)

長城の北に女真族という小さな民族がいました。

この民族は遼に虐げられておりましたが、抵抗する力が弱く、ずっと我慢しておりました。

そんな女真族に一人の男が現れます。

その名を阿骨打(アグダ)と言います。

日本の歴史の教科書にも出てきたことのある有名人です。

彼が登場したことで女真族は結束し、遼から独立。

 

宋は金と協力して遼を滅ぼす

 

宋は金に「お金を払うから南北で遼を挟み撃ちしない」と

話を持ち掛けます。

金国のトップであった阿骨打はこの話に乗り、遼へ侵攻を開始します。

そして宋も遼へ攻撃を開始。

こうして挟撃を受けた遼は滅亡することになります。

その後宋は金と約束した金を払うのを渋り、途中から金にお金を払わなくなります。

 

宋の違約に金は激怒…そして宋に侵攻を開始

photo credit: Tangible via photopin (license)

photo credit: Tangible via photopin (license)

 

金は宋が約束の金を支払わないことに激怒し、宋へ攻撃を仕掛けます。

宋は長年文官が政治・軍事のトップに立っていた事が原因で、

優秀な将軍がほとんどいませんでした。

また文官が軍のトップにいたこともあり、十分な訓練を軍に施していませんでした。

そんな宋軍は金軍の侵攻を食い止めるため、迎撃に出るも各地で連戦連敗。

金軍の侵攻を食い止めることができませんでした。

 

宋に侵入してきた女真族に憤慨

 

岳飛は青年になった時、金軍が宋になだれ込んでくる事件が起きます。

彼の元に各地で宋軍が連戦連敗し、金軍が占領した村々は焼き払われ、

略奪の限りを尽くされているとの噂を聞きます。

岳飛はこの噂を聞いて、金に対して大いに怒りを表します。

彼はある日商人から「宗沢様が開封で義勇兵を募集しているらしいですよ」との

噂を耳にします。

彼は自分も宋の為に力を使いたいと思っておりましたが、

老いた母を家に残して一人で開封に行くなどできませんでした。

そんな悩みに苦しんでいたある日、母に呼び出されます。

 

母に「尽忠報国」と背中に彫られる

 

岳飛は母に呼ばれて部屋に行くと、厳しい表情をした母が座っておりました。

そんな母を見た彼は「どうしたのですか母上」と尋ねます。

すると母「鵬挙(ほうきょ)。服を脱いで後ろを向きなさい」と言われます。

彼は何が何だかわからないまま服を脱いで後ろを向くと背中に激痛が走ります。

彼は母に「何をするのです母上」と責めますが、母は気にせず続けます。

岳飛は激痛に耐えること数十分ようやく激痛が止まります。

彼は母に入れ墨を彫られていたらしいことに気付きました。

しかし何を彫られているのかわからず母に「私の背中に何を彫っていたのですか。」と

尋ねます。

すると母は「あなたの迷いを払拭させる為、ある四文字を書きました。」と答えます。

彼は気になり「俺の背中にはなんて書いてあるのですか」と再び聞きます。

母は「尽忠報国だよ」と優しい表情で答えます。

 

迷いを払拭する魔法の言葉「尽忠報国」とは

 

岳飛は母の言葉を聞くと頭を下げて、俯いてしまいます。

母はそんな彼に「鵬挙。この言葉の意味は知っているなら言ってごらん」と

言葉の意味を聞きます。

岳飛は「君主に忠節を尽くし、国から受けた恩に報いることです。」と説明。

母は満足そうにうなずいた後、「あなたは宋という国に住んでおります。

ならば宋の国に住ませてもらった恩を返さねばなりません。

あなたは漢の国土を蹂躙している金軍が許せないのでしょう。

それならなぜ義勇軍に参加しないの。

あなたは宋の民なんだから国から受けた恩に報い、君主に忠節を尽くしなさい。

あなたにそれができると思って私は彫ったのです。」と語気を荒げて、

岳飛に言い放ちます。

岳飛はこの言葉を聞いてもなお迷っておりました。

母は煮え切らない岳飛の態度に優しく微笑み「鵬挙。私の事は心配いりません。

実家に戻ってあなたの活躍を耳にするのを楽しみにしています。」と伝えます。

岳飛は母の優しさを感じると共に、

背中に彫られた「尽忠報国」の四文字に恥じない生き方をしようと

心の中で誓います。

こうして岳飛は家を出て宗沢の義勇軍に参加することにあります。

【次のページに続きます】




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