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執筆者:kawauso

マジですか?始皇帝が半両銭に込めたメッセージに震える・・

この記事の所要時間: 38




キングダム 始皇帝

 

始皇帝が、趙、燕、魏、韓、楚、斉を滅ぼして天下を統一した時に、

度量衡(ど・りょう・こう)の制度を整えた事は広く知られています。

そして、各地でばらばらに使われていた通貨を秦で発行していた

半両銭(はんりょうせん)に統一した事も、よく知られているでしょう。

しかし、この半両銭に、始皇帝が託したロマンの事までは、

御存じない方が多いのではないでしょうか?




半両銭が丸いのは当たり前ではない

半両銭 wiki

(写真引用元:wikipedia 半両銭

半両銭は、円形の銅銭で、中央に四角の孔が空いています。

当時の一両(16グラム)の半分8グラム位なので、

一両の半分として、半両銭と呼ばれています。

 

現在、日本で使用されている硬貨は、丸い孔が空いているか、

無孔のものですが、円形であるという事では、秦の時代の、

半両銭と同じだと言えます。

 

え?お金が丸いのは当たり前じゃないの?

 

と思うかも知れませんが、実は、古代のお金は丸いとは限らず

小さな刀の形をしたものや、鍬の形をしたものなど、

多種多様な種類が存在したのです。

 

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つまりお金が丸いのは、当たり前ではなく、

他の国がそうであるように、秦にも、ちゃんと

硬貨が丸い事には意味があったのです。




始皇帝が半両銭に託した願い、天下の支配者になる・・

始皇帝

 

半両銭は、専門的な言葉では、方孔円銭(ほうこうえんせん)と言います。

方孔とは、半両銭にあいている孔(あな)が四角であるという意味です。

そして、円銭は読んで字のごとく、丸い銭という事です。

 

実は、その当時の中国人は、世界は平べったく四角であり、

そこに、天が蓋のように覆いかぶさっているという説が、

支配的に存在していました。

 

始皇帝は、そこで、自分が統一した通貨である半両銭に、

丸い天球(円)と四角の大地(方)のイメージを投影し、

それによって、我こそは円と方、両方の支配者であるぞ!

という象徴にしようとしたのです。

 

自分が制定した通貨を流通させて、広く中華の民に、

天下を支配しているのは、私であると常に半両銭を通じて

見せるという事が、始皇帝のPRだったのですね。

 

古代の硬貨の孔が四角なのには意味がある。

始皇帝と星空

 

現代の硬貨と古代の硬貨の大きな違いは、孔が四角か丸か

という事もあります。

前述したとおりに、それは、始皇帝が円(天)と方(大地)を

支配しているという意味ですが、それ以外にも実用的な意味もありました。

 

古代の硬貨は、鋳型に溶かした青銅を流し込んでつくります。

それが冷えて固まった頃に鋳型をばらして、銅銭を回収しますが、

その時に、鋳型の接合面にどうしてもバリが出来ます。

 

このバリを取らないといけないので、古代の職人達は、

半両銭の四角の孔に同じように四角の鉄棒を通して固定し、

お金が動かないようにしてから、硬貨の淵をヤスリで磨いて、

バリを取り除いていました。

 

もし、孔が丸いと、鉄棒は滑ってしまい、うまくバリが取れません。

ですから、古代の硬貨はどうしても孔は四角でないといけなかったのです。

 

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キングダムライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

半両銭自体は、実は始皇帝の時代よりも、100年以上も前の、

恵文王の時代から発行されていました。

つまり、半両銭の存在自体は、始皇帝の思いつきではありませんが、

それでも、各国にバラバラに流通していた貨幣を引き上げて、

半両銭に硬貨を統一したのは、上に書いたような世界の支配者である

という自負の表れだと思います。

この秦の半両銭は、中国の後の時代のみならず、

他のアジアの国々にもインスピレーションを与えます。

 

日本でも和同開宝のような銅銭にデザインを模倣され、

以後も明治に入るまで、幾つかの硬貨のモデルになりました。

 

始皇帝の願った千年帝国は実現しませんでしたが、

彼が世界支配のシンボルとした半両銭は、そのご数千年も、

周辺地域に影響を与え続けたのです。

 

本日も悠久の春秋戦国時代に乾杯!!

 

 

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■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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