広告募集
項羽vs呂布

はじめての三国志

menu

執筆者:kawauso

【キングダム】始皇帝に皇后がいない?その理由について考えてみた

この記事の所要時間: 324




始皇帝

 

長い間、歴史に偉大な足跡を残した暴君として、良くも悪くも話題になった

中国史上、最初の皇帝、秦の始皇帝・・

しかし、彼の死後、2200年を経た今でも、まだ分らない謎が残っています。

その代表的な謎に、始皇帝には皇后の記録がない事があります。

そこで、はじさんでは、始皇帝にはどうして皇后の記録がないのかを

幾つかの推論を上げて考えてみました。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧




推論1 そもそも、皇后という地位を置かなかった・・

キングダム 始皇帝

 

皇帝・皇后という称号を私達は、セットだと思っていますが、

それは、中央集権の王朝が成立した後の人間だからに過ぎません。

始皇帝は、初めて皇帝を称した人物ですが、自分の正妃に、

皇后という称号を与えようとは考えなかった可能性もあります。

 

実際、秦が七雄だった時代の後宮の制度を見てみると、、

 

王后、夫人、美人、良人、八子、七子、長使、少使と8段階に

分れているので、始皇帝の正妃は、従来通り王后であり、

皇后という称号は当初は置かなかった可能性もあるのです。




推論2 秦では妃の地位が低く史書に残さなかった

楊貴妃

 

秦の歴代の王の記録を見ると、そこに妃についての記述が殆ど無い

という事が分かります。

つまり、秦では、妃については、記録に残すという考えがなく、

その為に、皇后はいたが記録はしなかったとも考えられます。

 

ただ、秦の時代の資料は項羽(こうう)が咸陽に入った際に、

殆ど焼き尽くしたというケースもあるので、

こちらは、そこまで信憑性が高くないです。

 

推論3 母の不義密通が原因で女性不信だった?

政 キングダム

 

始皇帝の母は、趙姫といい、趙の貧しい家の出身でした。

ただ、容姿が美しいので踊り子として身を立てて暮らしていました。

 

呂不韋

 

それを大商人、呂不韋(りょふい)が見染めて愛人にして、

その後、始皇帝の父である子楚(しそ)に求められて、

与えたという記録があります。

 

しかし、この趙姫は、かなり淫乱な女性であり、夫の死後は、

性欲を持てあまし、かつて愛人だった呂不韋を

後宮に呼びだして関係していたとされています。

 

嫪毐 ろうあい

 

ところが、老齢の呂不韋は、趙姫を満足させる事が難しく、

また、先代の秦王の妻と関係している事が、ばれれば身の破滅になるので、

嫪毐(ろうあい)という精力絶倫の男を宦官だと偽って後宮に入れ、

自分の地位を守ろうとしました。

 

それを始皇帝は知り衝撃を受けて、女性不信に陥ったという

可能性があるのです。

 

(女は子を産めばそれでよく、妾だけで構わないし

ことさら愛情など必要ないのだから、皇后など立てる必要もない)

 

始皇帝は、このように考え、皇后を置かなかったのかも知れません。

 

関連記事:嫪毐(ろうあい)ってどんな人?男のウェポンで天下に名をとどろかせる

関連記事:キングダムの昌平君(しょうへいくん)は、なぜ秦を裏切るの?実在した男の数奇な運命

 

推論4 自分と同様に皇后に諡号を付けさせなかった。

政

 

逆に、皇后はいたけれど、始皇帝が諡号をつけさせなかった、

という可能性もあります。

始皇帝は、王の死後に、臣下がつける諡号(しごう)を

 

「家来が主君を評価する怪しからん行為である」として、

 

自らにつける事を許さず、自分の事は始皇帝と呼ばせ、

以後は2世皇帝、3世皇帝と記録するように命じました。

 

この考えなら、もちろん、自分の正妃である皇后に諡号を送るのも

タブーという事になるので、始皇帝の皇后には諡号がなく、

名前も分らないまま、現在に至っているという事も考えられます。

 

実際、始皇帝が後継者と目していた、扶蘇の母は楚の女性だという

記録があり、本来、諡号が許されていれば、記録が残った可能性も

あるのではないかとも思えます。

 

キングダムライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

実は、近年、始皇帝に関する資料が中国では大量に出土していて、

史記に縛られた、残虐だが偉大な始皇帝というイメージは

大きく良い意味で変化しつつあるようです。

 

もちろん、キングダムを追い続けるはじさんでも、

最新資料を逐一紹介して、新しい始皇帝像を

皆様に、分りやすく解説しようと思います、請うご期待!!

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

関連記事:鬼畜なのは桓騎だけではない!残虐性を兼ね備えた歴史上の人物3選

関連記事:【キングダム】桓騎の死に方を史実を元に3つネタバレ予想

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー




よく読まれている記事

キングダム 40巻

よく読まれている記事:【キングダム好き必見】漫画をより面白く読める!始皇帝と秦帝国の秘密をまとめてみました

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれている記事:知らないと損する!始皇帝と大兵馬俑を100倍楽しむための外せないポイント

 

キングダム 政

 

 

よく読まれてる記事:【衝撃】秦の始皇帝陵は実は完成していなかった!壮大な地下宮殿と兵馬俑の謎

 

兵馬俑 kawauso

 

 

よく読まれてる記事:戦術マニア必見!兵馬俑の戦車で2200年前の戦略がわかる!

 

始皇帝

 

 

よく読まれてる記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

 

この記事を書いた人:kawauso

 

 

kawauso 三国志

 

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 【井伊直虎の細腕城主一代記】婚期を逃した戦国女の意地とプライド
  2. 諸葛孔明が目指した軍師・管仲は、結構性格が悪い
  3. 反董卓連合軍に参加したのは、誰と誰なの?【素朴な質問】
  4. 【シミルボン】元祖、褒めて伸ばす!曹操のヨイショ作戦が止まらない…
  5. 衝撃!高平陵の変の黒幕は司馬師だった!
  6. 【真田丸】三谷幸喜ならやりかねない?実は生きていた真田信繁!!頴…
  7. マイナーですまん!袁術に滅ぼされた陳王 劉寵(りゅうちょう)
  8. 孟嘗君(もうしょうくん)とはどんな人?戦国七雄に絶大な影響力を及…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. あるポンコツのせいで崔琰は死刑になってしまったってほんと!?
  2. 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第3部
  3. キングダムの昌平君(しょうへいくん)は、なぜ秦を裏切るの?実在した男の数奇な運命
  4. 【はじ三の企画ができるまで〜制作の裏側少しだけ公開】
  5. 周昌(しゅうしょう)とはどんな人?高祖劉邦や配下達から信頼を置かれた古参の臣
  6. 呂布だけじゃない!こんなにいる董卓の優秀な側近4選

三國志雑学

ピックアップ記事

おすすめ記事

足利義昭(あしかがよしあき)と織田信長の微妙な関係性はどうやって幕を閉じたの? 呂布、関羽の愛馬・赤兎馬が気になってたまらない 規制緩和は正しいの?2100年前の中国で起きた経済論争 韓当(かんとう)ってどんな人?程普と共に呉を支え続けた呉の勇将 公孫度(こうそんたく)とはどんな人?幸運に恵まれ、遼東の王になった男【遼東三代記】 季布(きふ)とはどんな人?一度承諾した約束は絶対に破らない事で天下に名を轟かせた名将【後半】 華麗なる中華世界を彩る三国志の武器 周瑜はどうやって時代を超越した軍師・魯粛を手に入れたの?

おすすめ記事

  1. 20話:激突、菫卓対反菫卓連合軍
  2. 【センゴク】何で信長は比叡山焼き討ちをしたのか?
  3. 【賢母の知恵編】私あまり顔には自信がないけれど鍾会には負けませんわ
  4. 86話:張松という男が劉備の運命を左右する 
  5. 秦の丞相・李斯が秦を救った!逐客令を認めさせるな
  6. 徐晃(じょこう)ってどんな人?魏において、もっとも功績を挙げた無敗将軍
  7. 秀吉の下に天下を代表する軍師が揃うきっかけってなに?
  8. 「アンゴルモア 元寇合戦記」という歴史漫画が超絶面白い!

はじさん企画

帝政ローマ
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
はじめての三国志TV
PAGE TOP