三国志の英雄も楽しんだ?日本とは少し違う三国志時代の蝉取り


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kawauso

 

kawausoが子供の頃、蝉取りは夏の遊びでした。

虫取り駕籠と虫取り網を持って、野山を駆け回ったものですが、

三国志の時代の人々も、蝉取りをしたようです。

ただ、そのやり方は、日本とは少し違う方法でした。

今回のはじさんは、劉備(りゅうび)曹操(そうそう)も子供の頃は

夢中になったかも知れない中国の蝉取りについて解説しますよ。

 

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合理主義者、王充の思い出にある蝉取り

蝉 f

 

曹操にも影響を与えた「論衡」の著者で後漢中期の合理主義者、王充(おうじゅう)

「子供の頃に遊んだ友達は、皆、雀取りと蝉取りが好きであった」

と回想している程に、後漢の時代、蝉取りはポピュラーでした。

 

後漢から、三国志の時代は連続しているので、曹操や劉備も、

子供の頃には蝉を取った可能性は高いと思います。

もっとも、お金持ちの曹操は、いつも買って貰っていて、

自分で取らなかったという可能性もありますが・・


日本とは違う、中国の蝉取り

呂不韋

 

日本における蝉取りというと、麦わら帽子に虫取り網のイメージですが、

中国では、少し違うようです。

キングダムにも登場する大商人・呂不韋(りょふい)が金にあかせて編纂した

「呂氏春秋」という書物によると

 

「爚(やく)蝉は務めてその火を明らかにするにあり、その樹を動かすのみにて、

火明らかならざれば樹を振かすも何ぞ益せん」と書いています。

 

これはつまり、蝉を取るには、夜中に樹の近くに行き、火を焚いて、

樹を揺するといいと言っているのです。

蝉などの昆虫は、習性で火に向かって飛びこむので、火の周辺に網を仕掛けて

樹を揺らせば、びっくりした蝉は飛び出し、

火に吸い寄せられ網に飛びこむそういう寸法なのです。

 

この方法は周の時代に始まり、以後数千年、蝉取りのメジャーな方法で

現在でも、中国では蝉はこのように取るのだそうです。


孔子が目撃した、蝉取り名人ジジィ

孔子

 

また、蝉を取るのに黐(とりもち)を使う方法もありました。

「荘子」の達生によると、ある所に蝉取り名人の腰の曲がった老人がいて、

孔子がその様子を見ていると、黐を使って、落ちているモノを取るように

いとも簡単に樹上の蝉を捕まえていました。

 

とても感心した孔子がその秘訣を聞くと、蝉取り名人は、

「あまり動かず、無心になり、ただ蝉の羽の動きだけに神経を集中するのじゃ」

 

と答えたという事です。

 

ここまで行くと、人生の奥義に通じるように思えたのか、

孔子も神妙にうなづいています。

すごいぜ、蝉取り名人ジジィ!

 

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蝉取りは商売になっていた

商人

 

現在の日本でも、昆虫類はデパートで売るようになって久しく、

kawausoなどは、山で獲れるものを売るのを珍しく思ったものですが、

中国では唐の時代から、蝉売りという商売があったようです。

 

都市の人間で、ヒマがある人が森に入って蝉を取ってきて

「青林の楽しみはいかが?」と呼ばわりながら街を歩くと、

女子供が、家から飛び出してきて、あっという間に売れたようです。

 

こうして買った蝉は、紐で吊るして窓や戸口に飾り、その蝉の鳴き声を

聞いて楽しんだと言われているので、風鈴のような風物詩だったのでしょう。

 

捕まえた蝉のお腹に爆竹を挟み爆発させていた

kawausoの悪友のヒドイ遊びよりは、ずっと風流な趣味です。

 

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三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

また、同じ頃には、蝉の鳴き声の立派さを競う競技である、

仙虫社(せんちゅうしゃ)というものも流行していた事が記録されています。

日本では鈴虫などの鳴き声の鑑賞はありますが、中国では蝉も、

鳴き声が鑑賞の対象になったようですね。

 

ただ、不思議なのは、日本のように虫取り網で蝉を取ったという

記述がない事ですが、やはりトリモチや火を使って蝉を取るのが

中国では一般的だったという事かも知れませんね。

 

本日も三国志の話題をご馳走様・・

 

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