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漢の飛将軍・李広の逸話「信念をもって行えばやれないことはない」




 

キングダムの主人公である李信

彼は秦の大将軍を目指して現在奮闘中ですが、彼の子孫は前漢の有名な将軍になっております。

その名を李広(りこう)と言います。

彼は匈奴軍が漢の国へ侵攻すると必ず迎撃に出て、撃退しておりました。

そのため、匈奴は彼を恐れて彼の守備範囲の外の領土へ幾度も侵入しておりました。

そして匈奴からは「飛将軍」として呼ばれることになる人物です。

そんな彼には逸話も多く存在し、今回は彼の逸話の一つをご紹介しましょう。

 

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飛将軍・李広

 

李広は匈奴の領域に近い地域の太守を歴任。

彼はこの時匈奴軍と激戦を繰り広げ、幾度も撃退に成功しており、

ある時には10倍以上の兵力差で匈奴軍に囲まれたこともありました。

彼はこの時一目散に匈奴の軍勢から逃げるのではなく、ゆっくりと冷静に匈奴軍から退却します。

この時匈奴軍は李広に伏兵があるのではないかと勘繰り追撃を仕掛けませんでした。

このように李広は匈奴の攻撃に対して、幾度も打ち払うことに成功しており、

匈奴側から「飛将軍」とあだ名され、恐怖の対象とされておりました。




武技に優れた飛将軍

 

飛将軍としてその名を恐れられた彼には色々な武技に優れておりました。

彼は景帝の時、彼と共に狩りのお供をします。

狩りを行っている武帝の前に猛獣が突然出現します。

李広は武帝の前に立って、その猛獣を素手で倒します。

このように武勇に優れていた李広ですが、彼の武技の中で一番得意としていたのは弓矢で、

幾つもの矢を素早く打ち放ち、匈奴の兵士達を殺害してきました。

そんな彼は右北平の太守の時に狩りを行います。

 

虎に向かって弓を放つ

 

李広は狩りに出ると得意の弓で獲物を仕留めていきます。

そして帰ろうとした時に突然大きな虎が目の前に出てきます。

彼は急いで、弓を番えて虎に向かって渾身の矢を放ちます。

李広が放った矢は見事虎に命中し、虎を射殺すことに成功。

しかし李広が虎だと思っていた物体は、実は虎ではなく岩で、

この岩に李広が放った矢が突き刺さっておりました。

彼はもう一度この岩に向かって矢を放ちますが突き刺さることはなく、

何度試しても弓は岩に突き刺さりませんでした。

 

虎となしてこれを射る

 

李広が虎と間違えて岩に弓矢を放ったことがきっかけでこのような言葉生まれました。

「虎となしてこれを射る」です。

この言葉の意味は虎だと思って射ち放った矢は岩をも貫くことができるが、

岩だと思って射った矢は岩に突き刺さることはないことを表しております。

そしてこの言葉が表しているのものは信念を持って何事も望めば、

どんなに難しく難解なことやできないと思ってしまったことでも信念を持って行えば、

やれないことは何一つないと言うことを表している言葉になって現代に伝わることになります。

 

前漢ライター黒田レンの独り言

 

李広が間違って虎だと思っていた矢が岩へ突き刺さったことでこの言葉が生まれます。

彼は武勇だけの人ではなく、部下にもとびきり優しい人物でした。

部下と同じものを食べ、褒美としてもらったものはすべて部下に分け与えてしまう人物でした。

そんな彼にある事件が発生。

彼は武帝の時代、衛青と共に匈奴攻略戦に志願して参加します。

この時衛青は李広に合流地点と日時を指定した後、別れて進軍。

しかし彼は道に迷って衛青が指定した時刻と場所に到着することができず、

匈奴の軍勢を殲滅させることができませんでした。

李広は自らの責任を感じて自害してしまいます。

李広の部下や兵士達は李広が亡くなると大いに悲しんだそうです。

勇猛だけではなく人望もあった李広の逸話を今回はご紹介させていただきました。

「今回のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

それじゃあまたにゃ~」

 

 

関連記事:【三国志作家】伴野朗のとんだ災難、事実は小説より奇なり?

関連記事:海音寺潮五郎の小説『孫子』ってどんな作品なの?【はじめての孫子 番外編】

 

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黒田廉(くろだれん)

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投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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