【曹操を支えた賢才】卞氏がいたからこそ後ろを省みることなく曹操は戦い続けられた


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三国志一の戦上手の群雄といえばあの人しかいないでしょう。

その名を曹操(そうそう)と言います。

彼は黄巾の乱から常に戦場を駆け巡り、様々な家臣に支えられながら天下の三分の一以上を

保有することになります。

そんな彼を支えていたのは猛将や参謀だけではなく、

女も彼を支えていたことを知っておりましたか。

今回は曹操の正婦人である卞氏の賢才ぶりをご紹介しましょう。

 

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落ちぶれても見捨てない

 

曹操が卞婦人と出会ったのは二十歳の時でした。

彼女は歌や踊りをする歌妓として働いており、曹操は彼女の歌や踊りを行う美しさに惹かれて

25歳の時に結婚することになります。

曹操には正婦人であった丁氏がいて彼女は側室として曹操に迎えられることになりますが、

曹操が卞氏と結婚した時、従妹の旦那がある事件を起こしてしまいます。

そのため曹操もとばっちりを受けて官職を剥ぎ取られてしまいます。

丁氏と卞氏は曹操が仕事をクビになっても彼を見捨てないで、彼を支えていくのです。


曹操が行方不明に・・・・。

 

曹操は数年間ニート生活を送りますが董卓が洛陽へやってくるまえに

西園八校尉(せいえんはちこうい)に就任して再び官職を得ることになります。

この時卞氏も曹操と一緒に洛陽で暮らすようになります。

しかし董卓が少帝を擁して漢王朝の内部で好き勝手やり始め、

自分に逆らったものや気に食わなかったものを片っ端から殺害していきます。

そんな董卓ですが、曹操の有能さを認めており彼を仲間に引き入れようと説得。

だが曹操は董卓の誘いを断ってしまいます。

そのため彼はこのままでは自らの命も危ないかも知れないと考えて、

卞氏を洛陽に残したまま逃亡してしまいます。

 

曹操の行方がわからなくなってしまうが・・・・

 

卞氏は曹操が家に帰ってこないことを知ります。

このことは家で働いている従者達も知っており、彼らは曹操が行方不明だと知ると大いに慌てて、

荷造りを始めて洛陽を勝手に脱出しようとします。

彼らの行動を知った彼女は「ウチの夫はそんな簡単になくなる人物ではないでしょう。

もしなくなっているのならば郷里から何かしらの連絡があるはずです。

しかし連絡がないという事は、旦那が生きている証拠でしょう。」と彼らに向かって説明します。

この説明を聞いた従者は気を取り直して、慌てふためくのをやめて落ち着きを取り戻したそうです。

この話を聞いた曹操は卞氏の大胆かつ冷静な対応に信頼を寄せることになるのです。


丁氏に母娘共に苛められても・・・・

 

曹操と合流した卞婦人ですが、彼女は正婦人である丁氏よりも先に子を産んでしまうのです。

これが後の魏の初代皇帝となる曹丕(そうひ)ですが、この時はまだ赤ちゃんでした。

丁氏は側室である卞氏が先に子供を産んだことにイライラして、

ちょっと気に食わないことがあったりしたら彼女は、卞氏に怒っていたそうです。

しかし卞氏は丁氏に苛められても毅然とした態度で彼女に仕えていたそうで、

正室である彼女と側室である自らの身をしっかりとわきまえて生活していたそうです。


  

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

曹操が宛城(えんじょう)で大敗して命からがら逃げ帰って来ます。

この時曹操は息子である曹昂(そうこう)を犠牲にしてしまうのですが、

正妻である丁氏が曹昂戦死の報を聞くと曹操に激怒して実家に帰ってしまいます。

その後曹操は彼女を自分の家に帰ってくるように何度もお願いしますが、

彼女は曹家に帰ってくることなく、そのまま曹操に離縁されてしまいます。

しかし卞氏は丁氏が曹操に離縁されてしまった後も彼女の家に行き、

毎月の挨拶を欠かさず行っていたそうです。

また彼女が亡くなった時は曹操にお願いして立派な墓を建ててもらうように懇願したそうです。

このように他人に対して非常に思いやりのある卞氏。

曹操が彼女を信頼していたのも当然といえば当然ではないので、

彼女がしっかりと曹操の家を守っていたからこそ曹操が女性問題をさして気にすることなく、

戦に望むことができたのではないのでしょうか。

 

参考文献 岩波書店 中国人物列伝 井波律子著など

 

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—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 


 

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